BattleDay233~279までのあらすじ

(登場人物はサイドバーを参照してください)

結局、妹・莉子からは連絡がなく、父の希望していた老人ホームは、せっかくの空き部屋に入ることができず次の機会を待つことになった。コオはいら立ちを募らせる。莉子ばかり心配する父、同僚のソフィの事故のケア、などはコオを疲弊させる。その中で重症のアレルギー事故をを起こしたコオは、体調とともに心のバランスも大きく崩していた。そして父の誕生日がやってきて、父はケーキを持ってきたコオに、莉子は母と同じ、料理学校に通ったことがあること、それも続かず、アロマテラピーの資格を取ろうとしていたことを話す。コオは、莉子が《自分で働いて、食べていく》ということを考えてないのではないかと恐怖し、父の永住型老人ホーム入居のための資金プランを考え直さねば、と考える。思ったよりも、実家の財政は深刻なのかもしれない、これは8050問題、7040問題とよばれるもなのでは?とコオは思い始めた。
 膨大なストレスにコオは体調だけでなく、メンタルの調子も崩しつつあった。
そんな頃に母の一回忌がやってくる。コオは父から、莉子に法要に出席するかどうか連絡をするように言われるが、日にちの設定が謎であり、莉子に日付の確認をしてくれるように、父に頼む。同時に自分でも調べるが莉子が法要を頼んだ形跡はなく、結局母の命日は過ぎていった。