最近私のグループレッスンでは、生徒さんのリクエストで、ボール出し練習の時間が長くなりました。
以前は、最初にボール出し練習、ラリーやボレーストローク、ダブルスフォーメーション練習をして、ダブルスで終わる、と言う感じだったのですが、
ボール出し練習が1時間以上、2時間やることもあり、それで皆さん満足される。
考えてみれば、最初皆さんに会った時は初級レベルだったのが、
今では、自力でコートを取ってテニスするようになり、試合も出るようになっている。
なので、ラリーやダブルスは自分達でやれるので、ボール出しをしてくれ、となったのです。
さて、ボール出し練習については、私のブログでたくさん書いて来ましたが改めて言いたい。
まず、ボール出し練習が必要な人は、
テニスをやり始めたばかりの初心者。
手で投げるトスヒットから、ラケットでボール出しをするラケット出しに移行、それからラリーとなり、
初級に中級になると、ウォーミングアップ、その日のテーマ練習でボール出し練習をして、後はライブボールヒットの割合が多くなります。
と同時に言えるのが、ボール出し練習への意識が低くなる。
以前、私のブログで紹介したクラスの女帝ではありませんが、つまらない、意味がない、無しにしてくれ、と言う事を言う人まで出てくる。
しかし、テニスの頻度が増えて、試合に出て勝ったり負けたりを繰り返すうちに、またボール出し練習をしてくれ、となる。
以前コロナでテニススクールが閉鎖になった時、テニスコーチが皆で集まって練習した時、ボール出し練習をたくさんやりました。
さて、ボール出し練習について言えるのは、
初心者に必要なのは、テニスを認知させる、体感させるために必要であるのに対して、
中級者レベルは、テニスの楽しさを求める、面白い事を求めるので、それがあまり感じられないボール出し練習を嫌う傾向があり、
そして上級者は、出来ない事がハッキリわかるショットがあり、またショットの打ち方がわかり、それを固めるにはボール出し練習が必要と認識するようになる、
と言えると思います。
つまり、初心者と違って何年もテニスをやっていて、ボール出し練習が必要と思うようになるのが、上級レベルに達する意識変化と言える。
その意味で、私の生徒さんは偉い👏。
先ほど話したテニスコーチが集まって、ボール出し練習をした時はフォアハンドの練習が多かった。
生徒さんのリクエストのボール出しは、バックのスライスやトップスピン、バックのハイボレーなどを繰り返しやりました。
こうして話すと、なるほど必要だ、と感じるのではないでしょうか。
フォアハンドのようにフォーム固めが難しいショット、バック系の様々なショットが苦手な人は多いハズです。