少し前に、「管理職の方、気を付けて」と言うブログを書きましたが、テニスコーチにも管理職があります。
テニススクールの支配人、ヘッドコーチなどがテニスコーチの管理職と言えると思います。
普通の会社の管理職の方は、仕事が出来て部下の統率が出来る人だと、思いますが、
テニスコーチの管理職は、レッスンの質が高く、他のテニスコーチを統率出来ることはもちろん、プラスしてテニスが優れている事も要求されます。
一番最初に勤務したテニスコーチは、ヘッドコーチに挑戦する、試合を挑む、と言う仕組みがありました。
自分が勤務していたスクールのヘッドコーチに試合を挑む、と言うだけでなく、
そこのスクールは都内近郊に複数会場があったので、各会場のヘッドコーチがこの時間なら空いているよ、と言う情報を全コーチに公開して、試合をするのです。
私は、他の会場のヘッドコーチに試合を挑んだことはありませんでしたが、自分が勤務していたスクールのヘッドコーチとは何回か挑んだことはありました。
全部負けましたが ヽ(;´ω`)ノ
さて、私は何ヵ所もテニススクールに勤務しましたが、
こうしたテニスコーチの管理職になる人は、テニスが出来て、レッスンが出来て、人の管理統率が出来ることが必要だとは思うのですが、
アルバイト、業務委託のテニスコーチを経験した人が適している、とも思いました。
大概、管理職ヘッドコーチや支配人は社員のテニスコーチがなるモノです。
テニススクールの構成として一般的なのは、社員のコーチが2~3人、あとは専属契約コーチ、フリーのテニスコーチのような業務委託、学生や主婦のアルバイトコーチとなる。
最近多いですが、大学卒業して新卒社員コーチと言う人が多くなり、そのまま数年後にヘットコーチなったり、支配人になったりするケースが多くなりました。
こうして、業務委託、アルバイトを経験してないで管理職になると、後々困る事がある。
こうした社員コーチは、スクールの運営はもちろん、利益の追及、経費の削減なども求められます。
当たり前ですが。
そうすると、クラスを担当させる、担当を変える、つまりシフト変更を、そのためには無神経にやる人が出てくる。
皆さんが通われるテニススクールも、たまに担当コーチが代わることがあると思いますが、社員コーチだと別に問題がないのですが、
業務委託、アルバイトコーチにとっては、それが給与に響いてくる。
つまり、社員コーチのレッスンを増やして、その他を減らせば経費が削減されたように見える。
「今度のシフト、給与激減だよ😠」
と言う人もいましたが、
「レッスン減って、給与減った」😢
と言う事が良くある。
もちろん、半年毎に時給のアップはありましたが、全体のレッスン数が減ると、時給が上がっても全体の給与が下がる、と言う事になる。
その度に、支配人、ヘッドコーチに訴えて要望を聞いてもらう、と言うことになるのですが、直ぐには変えられない、ちょっと待ってくれ、となる事が多い。
専属契約コーチにとっては、死活問題です。
ですので、私はテニススクールに勤務していた時は、専属契約コーチは一度しかありません。
レッスン数が減った時は、他のスクールに仕事を探したり、フリーのレッスンしたりして収入を確保していました。
こうして、いろいろなテニススクールに行く事になったのですが、最初は収入を確保するためでしたが、いろいろなテニススクールが経験できて良かった。
一方、社員コーチしか経験しないで管理職になったコーチは、こうして人が流出して、初めて気付く事が多いようです。
しかし今後テニスコーチを目指される方は、いきなり社員コーチになる人が増えると思います。
これだけ、社員のテニスコーチの求人が多い時代が来るとは思いませんでした。
皆さんが将来、テニスコーチになって管理職になった時は気を付けて下さいね。
(^_^)/~~