今回は真面目なテニスの話。
テニスコーチの中には、レッスンで生徒さんに
「身体で覚えましょう」
また、テニスをプレーされる方も、身体で覚えろ、と言う方は多くいます。
私も以前は、そのように思っていました。
試合の時に、
(エーと、フォアハンドはまず身体を捻って)
(ボレーはまず一歩めはこうして)
なんて、思考して動くことはないからです。
ボールが来たら自然に身体が動かないと、試合などでは対応出来ません。
「何だよ、それじゃ今回のテーマは間違いしゃないのか」
と言われそうですが、私の考えは、
「テニスは頭と身体の両方で覚えましょう」
よく、
「フォアハンドの打ち方が分からなくなった」
「バックハンド、どうやってたっけ?」
ジュニアなど、ショットの習得か早く出来るようになったと思っても、スランプに陥る姿を良く見ていたし、
テニスコーチ仲間も、感覚が分からなくなったと言って延々ボールだし練習に付き合った事もありました。
もちろん、私自身が調子が悪くなった時は、付き合ってもらいました。
どちらかと言うと色々なスキル、フォアハンド、バックハンドを短期間で出来るようになった人に多い傾向と言えます。
要するに、身体で理解して頭で理解していない。
身体は何かのキッカケで忘れてしまうモノです。
ですから理論的に自分自身がどうしているか把握しないとスランプが長くなってしまう。
フォアハンドはこうして、バックハンドはこうやって、みたいに自分なりの把握が必要なのです。
この自分なりの把握、自分自身のテニスの理解が大切で、自分はどうやってテニスしているか把握している人は調子の波が少ない。
出来れば、練習していて上手く行った時のキッカケなどあれば、その場でメモを取るのが良いでしょう。
スランプになったら、そのメモで確認してもらうと、そう言えばこれやってなかった、あれやるのを忘れていた、と言うことが発見出来るかもしれません。