少し前に「粘りあいのテニスが怪我を招く現代テニス」と言うブログを書きましたが、
メッセージやテニスコーチ仲間から、昔も今のようなテニスをするプレーヤーはたくさんいた、と言う事を言われました。
確かにそうかもしれませんが、昔のストロークを中心とした粘りのテニスと、現代では環境に大きな違いがあったと言えるのです。
これから上げる選手を、知っている方は50才以上にだと思いますが、
まずは、自伝やプレイザボルグなどで紹介した、
ビヨン・ボルグ
この人は、ベースラインからトップスピンを打ちまくるテニス、現代テニスのパイオニアのような人ですが、
引退は早かったのですが、怪我をして長期離脱と言うことはありませんでした。
強力なトップスピンを打ちまったイワン・レンドル。
レンドルのテニスは、次世代のアンドレ・アガシに引き継がれました。
そしてナント言っても、
錦織コーチのマイケル・チャン
他にもマッツ・ビランデル、レイトン・ヒューイット、などは現代テニスと同じに見える。
それでは当時と現代の大きな違いとは何か。
それは、同時にサーブ&ボレーヤーもたくさんいたことです。
ボルグにはマッケンロー
レンドルもマッケンロー
チャンにはエドバーグ
アガシにはサンプラス
それぞれウィンブルドン、全仏、全米の決勝でフルセットの戦いしましたが、どれも3時間代で収まっている。
相手がサーブ&ボレーやリターンからネットで来ると、ラリーしたくても出来ずにポイントが早く決まる。
何が言いたいかと言うと、ストローカーでもそれだけ身体の負担は少くなる。
当時は何人も、そういうネットプレーを中心としたプレーヤーがいました。
そう言う相手だと、ポイントが決まるのが早くなりその試合は身体の負担は少なく済むので、決勝まで勝ち残っても余力があったと言えます。
ネットプレーヤーとストローカーの試合は見ていて、飽きが全くありませんでした。