4月も終わりに近づいて、ガット張りの店の引き継ぎも昨日を持って終了。



前店主である師匠から、ガット張りの極意の数々を教わりました。



師匠は、楽天ジャパンオープンのストリンガーをやっていたほどの人、教わることの一つ一つが目から鱗モノ、



テニス、バトミントンともお墨付きをもらい何とかスタートラインに立てそうです。



バトミントンは苦戦しましたが、とりかくこの一月、数をこなしてモノにした、と言う感じ。



バトミントンが張れるようになると、テニスのガット張りがとても簡単に感じます。



20、22が普通のストリングパターンなのに対し、テニスは16、19がほとんど。



ガットもテニスのポリやナイロンと比べて、大概が1に満たない0.65と言う細いナイロンガットのバトミントン、



下手をすると切れてしまうガットは本当に慎重に扱わないと途中で切れて、それまでの苦労が水の泡になる。



実は、この一月で二回切ってしまいました。



私もテニススクールに勤務していた時に、ガット張りの店もいくつか回っていましたが、テニス専門の張りの店と、



ラケットスポーツ全て、バトミントン、スカッシュまで張り替える店では、張り手のスキルが高いのは言うまでもなく後者です。



スカッシュはバトミントンほど難しくないのですが、これから張っていくと壁が出てくると覚悟しています。



教えて頂いたこともそうですが、心構えも叩き込まれた。



「お金をもらう、と言うことは妥協はダメだ、それが出来ないとお客さんが離れて行ってしまう」



「一人で張っていると誰も見ていない、だからより自分に厳しく、手抜きをすること、これでいいや見たいな事をやってはいけない」



「徹底的に基本を繰り返すんだ、そうしたら手を抜こうにも気が付いたらいつもの動作をやってしまうモノだ」



店では常に一人なので、自分に厳しい事が大切だと言うこと、より言われました。



さて、5月から店には私は一人になるので、今から緊張が始まっていて、眠りが浅くなっている。



30年近くテニスコーチが軸足だった私は、店舗経営という全く別の畑に軸足が移ります。



身が引き締まっています。