今回はシングルスとバックハンドの話になります。



先日観に行った慶応チャレンジャー、またATPファイナルズもそうでしたが、バックハンドの片手打ちはすっかり少数派になってしまいました。



慶応チャレンジャーを見ていて思ったのは、片手打ちバックハンドのプレーヤーが、両手打ちバックハンドのプレーヤーと、



ストローカーとして対戦したなら不利である、と言うことです。



トッププロの中に、片手バックハンドが少ない事をみれば明らかてすし、



ファイナルズの出場したチチバスは、ストロークを打ち合うだけでなく、ボレーの頻度を高くしたアグレッシブなプレーをしますが、



(途中リタイアしたのは残念でした)



片手バックハンドは、ネットプレーを駆使してアグレッシブにプレーしたないと両手打ちバックのプレーヤーに勝つのに難しくなってきているのは事実です。



これは、プロもアマチュアも同じことが言えると思います。



改めて、両手打ちバックのメリットをお話しすると、まず習得が片手に比べて早い事。



高い打点で攻撃的なショットが打てること、





片手バックは、打点が高いとスライスの頻度が高くなる、




また、遠いボールをしっかり力を加えて打つことが出来る



片手はここまで近づかないと打てない、



遠いボールに対しては、やはりスライスの頻度が高くなってしまいます。


と言う事で、ストロークだけ打ち合うと、両手打ちバックの優位性は必然で高くなるのです。


そこで、片手バックハンドが優位に戦うためには、


トップスピンとスライスの打ち分けが自由に出来て、ネットが取りやすい、ネットプレーに移行のしやすさのメリットを武器として戦うこと望みたい。




これは両手打ちよやり易い(^-^)v。


もちろん、現在でもワウリンカやティームのようにストローカーの片手バックのプレーヤーはいますが、勝つ頻度が明らかに落ちている。


女子のプロの片手打ちは、皆無に近くなってしまった。


フェデラーのように、ストロークの頻度とボレーの頻度が共に高く、ケースによってはボレーの頻度が高くなるようにプレーすることを片手バックハンドの方は目指して欲しいです。


ポイント練習で、サーブ&ボレー、リターンから、アプローチからネットプレーの練習をたくさんしてください。




考えてみれは、テニススクールを見ても私のようなベテランテニスコーチは片手が多く、若手や女子は両手打ちのコーチが多い。


あと10年経ったら、テニスコーチが全員両手打ちバックハンドになっているかもしれない、ど危惧しています。
(´-ω-`)