ここのところ、サーブの話題が連続したので更に続けましょう。


レッスンの時に、


「皆さん、サーブとリターン、どちらが有利だかご存知ですか?」


「サーブです」


ほぽ全員がこう答えますが、


「プロの話ではありませんよ、皆さん自身にとってはどちらが有利か、です」


「!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚………」


「リ、リターンです (^-^; 」


初心者クラスに近いレベルのクラス、初級や初中級、中には中級でもこう答える生徒さんがいらしゃいます。



さすがに上級レベルでは全員がサーブと答えますが、サーブが有利と認識出来るようになるには、それだけ時間がかかる、と言える。



前回サーブをどうしたいかは、生徒さん自身が判断する、と話しました。



① プロネーション、トロフィーポーズをしっかり作ってスピードあるサーブを打つか、



② 薄いグリップにして、スライス、スピンなどの変化球を打てるようにするか、



③ 相手に有効に、自分にやりやすいように打つか



これらの判断をするのに一番良いのは、試合をたくさんすることです。



よく生徒さんの試合を見に行くと、サーブのブレイクの連続で最後にサービスをキープした方が勝ち、何て言うのをよく見ました。



「私ってサーブ、ダメなんだなぁ」



痛いほど実感できるハズ。



理想は、上に書いた①と②だと思います。



しっかりとしたプロネーション、トロフィーポーズからスピン、スライスを打ち分ける。



しかし、これでもブレイク合戦になることも。



特に若い男性、中高生などは一本のサービスエースを取るために二本、三本のダブルスフォルト。



これでは意味がありません。



何が言いたいか、ズバリ



「サーブはたくさん練習しよう!」



テニスは基本的に二人以上いないと出来ないスポーツですがサーブだけは唯一一人で練習出来るのです。


テニスコーチはスクールの空き時間によくサーブの練習をしていますが、



平日の公営コートは空いている事が多い。



テニススクールに通われている方は、古くなったレッスンボールをたくさんもらうと良いでしょう。



どこのテニススクールも古くなったレッスンボールの処理に困っていますから。



たくさんボールがあれば、コートの空きを発見出来ればサーブの練習が出来る。



私はサーブの練習が大好きで、コーンを立てて1時間、2時間と黙々と練習しました。



先ほどサーブが有利と認識出来るようになるには時間がかかると話しましたが、こうした努力をされる方はあっという間にサーブが上達する、



当然です。



一人で練習できるメリットを生かしましょう。





サーブは他のショットと違って、自分でフォームを確認する事が出ません。



(.ストロークやボレーなら自分の影や鏡を見ながら確認できますから)



ですのでスマホで撮影しながら、出来れば自分が好きなプレーヤーを、意識しながら練習すると上達がはやいです。



私の場合はエドバーグでしたが、出来上がったのを見るとあまり似ていませんでしたね(/。\)。