世の中には、仕事は出来るけど人として問題がある人、はいますよね。
今回は、そんなテニスコーチの話です。
彼に最初に会ったのは、今から20年近く前、自分が最初に勤務したテニススクールでした。
テニスのスキルは高く、とにかくレッスンが上手かった。
生徒さんの支持を集めるだけでなく、スクールにいた新人コーチのレッスンの手本となり、また研修などでは、他のコーチに取って参考になるアドバイスをたくさん発言したり。
会社から、スマッシュと言う雑誌の見開きの写真がたくさん載る技術を指導するコーナーを任されるほどでした。
そんな訳で、とある会場のヘッドコーチに任命されたのでしたが。
しかし、スクールを任されると人が変わってしまいました。
「スクールのテーマは今月これをやるように会社から来ているけど、それは無視してこれをやろう」
「社長のスキルは、フォアハンドをこう教えろ、としているけど、これ違うからこう教えて」
「全く笑っちゃうよな、社長の教え方は」
社長は、元ジョップランキング30位台までいった人でしたが。
個人としてそう言うのは許されるとしても、ヘッドコーチはいわば管理職、
下に多くのテニスコーチのスタッフがいて、その前でこんなことばかり平気で言うので、さすがに見過す事ができず、ヘッドコーチ解任。
解任されると直ぐに辞めてしまいました。
次に彼にあったのは、都内のあるインドアスクール
なんでも面接の時に、その自分の写真がたくさん載ったそのスマッシュを持って来て、自分をアピールしたそうです。
「凄い人が面接にきたよ!」
支配人が言っていましたが、まさかそいつとは思わなかった。
前のスクール辞めてから4年ほど経っていましたね。
そんな訳で、業務委託で採用されたにも関わらず、スクール経営を一部任されて、スクール社員ミーティングにも参加することに。
しかしながら、最初は凄い人と思われたこのコーチですが、こんな人間性だと分かるようになると、ミーティングから外されるようになりました。
するとそれが癪に触ったのか、全体ミーティングの際、自分が外された後の社員ミーティングで決まった事が発表される度に、
「こ言うことか起こったらどう対処するのか」
「こんなケースもあり、まずいんじゃないか」
「思考な足りない」
「そんなのには従えない」
頭がよいのが、確かに一理ある指摘もありましたがミーティングが長くなってかなわなかった。
思うにこのコーチ、どこかのテニススクールに雇われるよりも、自分でテニススクールを起こした方が良いのではないかと思っていた矢先、
テニスコーチ仲間三人と新しくテニススクールを開業することになったのです、
と言う事で退職して行きました。
「これで、あのコーチも落ち着くことができるんじゃないか」
みんなそう思いました。
とにかく、自分を良く見せることに余念がなかった。
ヘッドコーチ時代に、部下のコーチが売ったラケットの実績を自分が売った事にして報告してたくらいですから。
自分が経営に携わると、そんな必要ありませんし、あのスマッシュ持って面接に行くこともありません。
と思っていたのですが、なんと三人でテニススクールを開業したにも関わらず、他の二人と喧嘩してここも辞めてしまった(?_?)。
今はまた別のテニススクールで仕事をしているそうですが、面接の時にまたあのスマッシュを持っていったかは定かではありません。
さて、年が明けてから残念なテニスコーチの話ばかりになってしまいました。
しかし、近いうちに素晴らしかったテニスコーチの話をたくさんしたいと思っています。
(^_^)/~~