今回もコメントで頂いた話から、ブログを書きたいと思います。



クラスを担当するテニスコーチが、レッスンで説明が足りなく、「ショッと」とか「ズバッと」とか擬音が多く分かりにくい、



ちゃんと説明してくれるコーチに変えてから、良くわかるようになりテニスが楽しくなった、と言う話を頂きました。



さて、このレッスンで擬音が多いテニスコーチはかなりいる、と思います。



理由は簡単です。



説明ができないから。



なぜ説明ができないかと言うと、そのコーチは考えなくても出来るようになったからです。



昔、野球の長嶋茂雄さんも、プロ野球の解説や選手を指導する時などは擬音が多かったそうです。



つまり、天才肌、才能を多く持っている。



同じく野球のイチローさんは、常々自分は天才ではない、と言っていました。



自分がやっている事、全てが説明出来るから。



私は過去に、擬音が多くて説明が上手く出来ないコーチからレッスンの相談された事があったのですが、彼は元インカレのテニスコーチでした。



彼が言うには、



「なぜ出来ないのか、理解出来ない」



「こんな簡単な事がなぜ出来ないか」



いらいらする、まで言っていました。



「皆、君みたいに才能は無いんだよ」



私が一番最初に所属したテニススクールでの話ですが、コーチの多くが試合に行っていて、このコーチが遠征の際に代行したことがキッカケでした。



日頃試合に出ていて、そこそこのランキングも残していたので、生徒さんから評判が良いかと思いきや、


「おやじコーチさんの説明の方が良くわかる」



「◯◯コーチは、分かるように説明してくれない」



コメントでも頂きましたが、担当するコーチがテニスが上手い下手ではなく、生徒の欠点を見つけて的確に指導してくれるコーチが良い。



コーチの間でも良く話になるのですが、習得に苦労したショットほど説明が良くできる。



私は理想のテニスコーチは、ランキングが高いコーチよりも、全てのショットの習得に苦労した人ほど、良いテニスコーチになるのではないかと思っています。



上手く出来ないと良く考える。



こうしたらどうか、あれをやったら出来るか。



その経験がレッスンで生きて来るのです。



この辺も、テニススクールに通われる方はコーチを選ぶ一つの基準としていただければと思います。





その意味では、この人は直ぐには良いテニスコーチに、なれそうもありません。


修行が必要なように思いますが、とんな風にテニスを教えてくれるのか、興味はあります。


レッスン受けてみたいですが、きっと擬音が多いでしょうね。