前回のテーマ、
「お気に入りのコーチがいなくなったら」
にたくさんのコメント、メッセージを頂きました。
まだ、全員に返信できず申し訳ない。
返信しますので、お待ち頂ければと思いますが、今回はそのコメントメッセージからお話ししたい。
簡単に、前回のブログの内容を紹介すると、お気に入りのコーチはどうして気に入っていたのか、
① テニススキルをアップさせてくれる、指導が良いから
② そのコーチとの相性、雰囲気が良い、人として良い
③ 異性として好き
と言うことを話したと思います。
コメントの中に、そのコーチがテニスが上手い下手よりも自分のテニスを良く観察して的確なアドバイスをしてくれる、
教え方は普通だけと、そのコーチのクラスは楽しい、
それらは、他のコーチのレッスンを受けて、比べた事から判断する、
選ぶならこうしてほしい、とテニスコーチの立場からは思うのですが、またまた残念な事にトンでもコーチのクラスが嫌で普通のコーチになった、と言う話を頂きました。
以前にコーチを選ぶには、
① そのコーチのコーチングが自分に合っている
② コーチのスキルが要求と合っている、
つまり、両手バックハンドが上手くなりたいならコーチも両手バックハンドが良い
③ 楽しさや雰囲気
④ 人として問題がないか
と書いたことがありましたが、残念な事に④が理由で今のコーチに落ち着いた、と言うコメント、メッセージが多数合ったのには残念でなりません。
1、出来ないと、怒ったり、ため息をつかれたり、意地悪なボールを出された、
こう言う出来ないことに対して怒るコーチは、昔は良くいたのです、私もテニスコーチになった時は出来ないと怒らなければならないのか、と思うくらいでした。
今はCSが発達してきて、こう言うコーチは減ったのですが、逆を言うとCSの観念が欠如しているスクールと言えるでしょう。
2 テニスコーチが、他のクラスから指導についてきてくれた生徒さんを、他の生徒さんより優先してしまった。
私も気を付けたい、自分も経験がありますが、移動して違うテニススクールにいったにも関わらず、遠くから前のスクールの生徒さんが来たときなどは、こうなりやすい。
3 生徒のスキルを否定して、こうしなくてはダメだ、と強要してくるコーチ。
お話を頂いた生徒さんは、フォアのスライスを武器にシングルスをされる方でしたが、フォアハンドはトップスピンを打たなくてはいけないと強要された。
この話を聞いて思い出したのは、昔ビヨン・ボルグがウィンブルドンで優勝した時に、
「私は、コーチからフラットで打て、片手バックにしろ、必ずステップインしてオープンスタンスで打つな、と言うアドバイスを全く聞かなかった」
「コーチの言うことを聞かなかったからウィンブルドンで優勝できた」
こんな事が理由で普通に教えてくれる優しいコーチに落ち着いた、と言うのは残念な気がします(>_<)。
最近はCSが叫ばれ、どこのテニススクールでも研修があり、常識を身につけたコーチが多いと思っていましたが、全てのテニススクールに行き渡るには、まだまだ時間が必要なようですね。