前回ガット張りの話だったので、引き続きガット張り、しかもまたノットの話をしたい。



今、職場でテニスコーチと合わせてガット張り業務をしながら、ストリンガーの勉強をしていますが、実はテニスのストリンガーの資格と言うものがあるのです。



以前にテニスコーチの資格の話をしましたが、(JPTA、PTR、日本体育協会など)



今流行りなのが、ゴーセンの張人と言う資格と、日本ラケットストリンガーズ協会と言うものがあります。



先日、ある日本ラケットストリンガーズ協会のサイトではありませんが、それを元に良いストリンガーとはとはどういうモノか、と言う記事を読んだところ、(サイトの名前は出せませんが)


ラケットを変型させない、ガットを傷つけない、ラケットを傷つけない、目飛ばししない、などの後に



前回話したノット、結び目をエイトノットにしていたら、信用できないストリンガーだ😱、




結構辛辣に書いてあって、信用できない、酷い結び目、などの表現が使われていて驚きましたね。

( *゚A゚)



ちなみにエイトノットとは、





八の字型に結ぶ一般的な結び方で、もしラケットをお持ちなら、ご自分のはどうなっているか確認していただければと思います。



理由は、小さい結び目なのでグロメットを痛めてしまう、ホールから抜けてしまう、摩擦が弱いのでほどける、などありました。



同時にダブルノット、パーネルノットを使用するストリンガーは信用できる、とありました。



何が言いたいかと申しますと、張人の検定試験はエイトノットはOKなのです。



ホールが大きく抜けてしまいそうな場合は、ダブルノットにしろ、くらいでした。



つまり、この文面からすると、張人は信用するな、に見える。



そんなことは無い。



ちなみに、日本ラケットストリンガーズ協会のサイトを見たところそんな事は書いていなかったので、この資格の保有者が、独断で書いたと思います。



ノットの歴史から言うと、このエイトノットは大昔から使われているガットの結び方で、私は長い間これしか知りませんでしたが、



自分でカット張るようになると、確かにホールが大きいと抜けてしまいそうで、また最近は1.15などの細いガットを使うようになったので、ダブルノットを使用しています。



しかし、エイトノットがグロメットを痛めてしまう、と言うのは違う気がします。


むしろ自分でやってみて思ったのですが、ホールから抜けないように結び目の大きくするダブルノットの方が、その分グロメットをペチャンコにしているように感じますし、


ダブルノットに比べて、エイトノットはほどけやすいと言うのも、私は約30年このノットでテニスしてきましたが、ほどけた事は一度もなく、また聞いた事もありません。


他のサイトを見ると、ポリやナイロン、ナチュラルのように材質で使い分けろ、と言うのもあったのですが、それもいろいろでサイトによっては逆はだったりして、


しっかり結べていればOK、と言うのが結論だと思います。


そもそも、肝心のテニスには影響がなければ良いのではないでしょうか。


それにしても、エイトノットを見たら、その人は信用出来ない、なんてひどい言い方だと思います。


結び目は、誰でも直ぐ分かりますからね。