今回も、メッセージで頂いたテーマになりますが、以前からもボレーボレーを疑問視するブログや、またレジェンドの自伝にも
「ボレーは相手からポイントを奪うためのショット以外の何者でもない」
(ビヨン・ボルグ我がテニス)
(イワン・レンドル アタックザレンドル)
などの記載もあり、
「これって何か意味あるの?」
しかし、私はそうは思いません。
ストロークは、ボールの軌道によってスキルが大きく変わることはありませんが、
ボレーは高い、低いで大きく変わり、また自分がどうしたいかによっても大きく変化します。
フェデラーのフォアボレーですが、上の写真は高いボールを決めようとしていて、
下は低いボールを繋ごうとしています。
同じフォアボレーでも全くスキルが違います。
そう、ボレーは軌道が高い時と低い時、決めようとしているなか、そうでないのかによって対処の仕方が全く変わって来るのです。
よく、私はレッスンでボールを地球に例えて話をします。
そして、
「低いボール、南半球に当てるボレーが一番難易度が高く、この習得度合いによって昇級が決まります」
実際に、初級、中級、上級とあがる毎にローボレーの処理能力が格段に違ってきます。
ボレーボレーは、低く来たボール、ローボレーの練習なのです。
「ラケットを立てろ」と良くコーチに言われるとの事でしたが、
「北半球にあてろ、決めに行け!」
と言えば自然にラケットが立って行き、
「南半球に当てろ」と言えばラケットの面は上を向いて行く。
テニススクールでは、テニスフェンスを使ってのボレーボレーの練習が多いと思いますが、実はいろいろなバリエーションがあって、
サービスラインまで二人とも下がって行う、ロングボレーボレー。
これはボールの赤道付近に当てて、長いボレーを打つ練習。
同じくサービスラインに立ち、南極付近、いやニュージーランド辺りかな、
その付近にボールを当てて、ロブを上げる、ロブボレーボレーの練習なとががあります。
いずれにしても、北半球に当てるハイポレーは叩く、しかないのに対して、
南半球に当てるローボレーは、長く打つ、短く打つ、ドロップボレー、ロブボレーなどバリエーションが豊富で、
この感覚を習得することで、その全てのバリエーションが使えるようになるので、
ボレーボレーは意義があると言えると思います。
さて、テニスの話題が最近の数回は多くなりテニスコーチのブログっぽくなりましたが、
そのうち数回は、コメントやメッセージで頂いたものでした。
私の場合、そうでもないとテニスの話題にならないのて、何とか自分で喚起して、
「テニスの話を書くぞ~」
と思う反面、
「これからも、何かテニスのことで、書いてほしいことがあれば御一報くださいm(_ _)m」
というのもあり、遠慮なさらずに、コメント、メッセージを頂ければと期待しています(-_-;)。