今回は、超禁断のテーマです。



もしかしたら、私のブログ史上初のソッコー削除の可能性もありますので、シッカリお読みいただければと思います。



社員であれ、アルバイトであれ所得が給与なら年末に年末調整して終わりなのですが、



業務委託であるフリーのコーチは、扱いが個人事業主になるので、年度末(3月)に確定申告をしなくてはなりません。



この辺は、テニスのコーチとか関係なく誰しも同じだと思います。




個人事業主の申告形体には、白色申告と青色申告があり、申告時に負担の少ない白色申告にするのが多いようです。



フリーのテニスコーチも、ほぼ全員が白色申告にしているようですが、私は何かと特典の多い青色申告で確定申告していました。



控除か多々あり、確定申告をするとスクールから源泉徴収された税金を多く取り戻すことが出来たからです。



私は長くフリーのコーチをしていたので、何回も確定申告しましたが、取り戻した総額は何と、



✕✕✕万円、



逆を云えば、それだけ。いろいろなスクールに業務委託で勤務して、納めていたとも言えますが。



「そんなに有利ならば、みんな青色申告にすればいいじゃないか」



と思う方もいらっしゃると思いますが、これをやるためには、



正規の簿記の原則に基づいて、複式簿記で総勘定元帳、現金出納帳、試算表、などを日常的に記載する事。



要するに、それ相応の知識がないと出来ないのです。



だから、私は頑張って勉強しました。



最初に地元の青色申告会に入り、いろいろ教えてもらいましたが、最初に申告会の人と話をした時に、



「どのようなご商売ですか?」



「テニスのコーチです」



「て、テニスのコーチですか!」



「そうです、テニスコーチの確定申告のやり方を教えてほしいのですが………」



「テニスコーチは今までで前例がありません、ゴルフの方なら過去にいらしたのですが……」



地元の青色申告会に限ってだと思いますが、私が第1号のテニスコーチの青色申告となったようでした。



「どのように売上をあげて、どのような経費がかかるのですか」



「売り上げはレッスンしてお金を頂いて、経費はコート代とかボール代とかウェアとか……」



「他には経費はないのですか?、領収書は出来るだけ取っておいてください」



最初のうちは、帳簿の付け方が分からなくてしょっちゅう申告会に顔を出していましたが、



1年、2年と確定申告すると段々と要領がわかってきて、青色申告で確定申告するのは苦もなく出来るようになりました。



更に、仕組みが理解出来るようになると、



「こうすれば、もっと税金を取り戻せるんじゃないか」


と言うことが分かってきました。



正直の最初の2年間は、真面目に申告していましたが、それ以降はちょっ悪知恵が働くようになり、



「おお!、すげぇ税金が帰ってきた(゜_゜;)」



と言う事になり、そらから確定申告後は微妙な楽しみになってきましたね(-。-;)。



年一回のボーナスのようでした。



その悪知恵の話を、少しだけしましょう。



各スクールから年末近くになるともらう源泉徴収表も、業務委託だと支払調書と呼ばれ、給与所得とは別になり、



控除が別々になるのも大きかったですが、




(申し訳ありません、ちょっと話が分かりづらくなります。私は業務委託の方が金額が多かったのですが、給与でもらうところもありました)



支払調書の方は、事業全般から収入を減らすことができて



つまり、公営コートでレッスンする際のコート代やボール代、またウェアや練習のためのコート代、



そして、生徒さんとの飲み会、などが引けたので、更に税金が戻ってくる、



「それなら、家族で食事した領収書や、○○にかかったお金やあの領収書や………」



「あと時のレッスンはちょっと人数が少なかった事にして………」



もう、これ以上は書けませんが、



知っていなかったら、全部国に納めていたお金、

✕✕✕万円、自分に帰ってきたのは本当に大きかったです。



実はこの話は、いろいろなコーチに話したのですが、



「俺は、そんな勉強するのはイヤだ」



みたいな事を言うコーチから、



「✕✕✕万円も特になるなら、勉強しよう」



と言うコーチに分かれました。



職場のコーチに日商簿記3級までとったコーチがいましたが、世の中知識があれば得をする事が多々あると言うことを思い知りました。



ポイントは、自分で全てやること。、



青色申告はお話しした通りすが、帳簿が多岐に渡り面倒なため、会計ソフトや税理士など他人に任せる人が多いと思いますが、



テニスコーチは商売としてシンプルで簡単なので、自力で充分出来るのです。



仕入れはないし、在庫もない、売掛金、買掛金もない。



ですので、全体の出入りを把握することは難しくなく、お金を取り戻す発想が自然に出てくる。



公営コートでのレッスンと、テニススクールに業務委託として勤務しているフリーのコーチは、こうしたメリットを生かしやすいのです。




このフリーのコーチ時代に、青色申告していた経験は大きく、次にまたフリーに戻った時に役立つのは明らかです。



現在私は、四捨五入還暦で社員として退職までカウントダウン中ですが、



退職後はフリーのコーチとガット張り屋を目指して、そろそろ昔の帳簿を見返して、記載の仕方を思い出していこうかなと思う毎日です。



さて、お金を取り戻した話をしましたが、かなり昔の話で、(10年以上前) 時効になっているのを確認しての話でした(^_^;)。