禁断のテーマ、第3段になります。



「お前、テニスのコーチなんて、そう何年もできる仕事じゃないぞ、若いうちは体力があるから良いけど、年を取ったらどうするんだ」



「おやじ君、せっかく安定した仕事に就いているのに、テニスコーチなんて、40歳、50歳になってもやれる仕事なの?」



サラリーマンをやめてテニスコーチになりたいと、父親に話した時に、



次のが、サラリーマン時代の上司に退職を願い出た時に言われたセリフです。



また、学生時代の同窓会に出たとになどは、



「テニスのコーチって、何歳くらいまでできるの?、45歳くらいまでじゃないの、大丈夫?」



などとも言われました。



これらは、父親、会社の上司。友人じゃなくても結構いろいろな人から言われました。



現在は以前ブログでも書きましたが、、テニスコーチになるための専門学校がたくさんあり、職業の一つとして認知されつつありますが、



当時は、テニスコーチなんて海の物とも山の物ともわからない、怪しい職業でしかありませんでした。



現在テニススクールは、そこそこ長い歴史を持つようになり、テニスコーチとしての勤務歴が20年、30年は珍しい事ではなくなりました。



皆さんもご存知の通り、私は四捨五入して還暦、

還暦を過ぎているテニスコーチも数多いて、70過ぎでもコーチを続けている人もいます。



さて、テニスコーチは本当に体力的に大変な仕事なのでしょうか?。



これについては、等のテニスコーチの中でも二分されていたように感じます。



「体力的にキツくて大変な仕事だ」



と言うコーチと



「全く楽だ、厳しく仕事しないと」



と言うコーチとがいます。



一体どう言うことでしょうか?。



以前書いた、



「テニスコーチの履歴書」



で、新卒テニスコーチと脱サラテニスコーチの話をしましたが、そのコーチになるまでの過程が、物を言うようです。



新卒からか、テニスコーチになった人は、



「テニスコーチは厳しい仕事だ」



脱サラからテニスコーチは、



「テニスコーチって、楽じゃねぇ」



画言う私は脱サラコーチなので、楽とまでは言いませんが、どう考えてもサラリーマンの方が体力、精神力が必要とされる。



新卒、特にアルバイトから契約コーチとしてテニスコーチになった人は、



厳しい、大変だ、と言うことを訴えていたように思います。



恐らくこれは、社会に出て揉まれた頻度、年数に比例するように感じます。



恐らくサラリーマン経験者は、業務の正確性を求められたり、ノルマがあったり、締め切りや納期があったりして、



日頃から職場、仕事からプレッシャーをかけられる事が多く、朝早くから夜遅くまでエンドレスで働いてストレスを感じていた仕事と比較して、



単に生徒さんとテニスを通じて、楽しくレッスンをして終れば帰れるテニスコーチはキツくない、と考えるのに対して、



新卒コーチは、大勢の生徒さんの前で話をしたり、言葉誓いを気にしたり、レッスンの内容を考えたりするのが苦痛なように思えました。



しかしサラリーマンの人で、特に体を動かさない習慣の人は一日中テニスをするなんて、体力的にもつハズない、と思っているように見えました。



サラリーマンの方には、こう言いたい。



「毎日朝早くから夜遅くまで、ノルマや納期に追われ、それに耐えるメンタリティーはテニスコーチよりはるかに大変ですよ」



体力は、レッスンを連続して疲れても、寝ることも含めて休息を取ればば回復しますが、



精神的な圧迫は、どうにも逃れようがない。



たとへ、家に帰っても休みの日でも逃れられない、



厳しいと思います。



だから精神的におかしくなったり、最悪自殺までしてしまう人までいるのではないでしょうか。



テニスコーチは、ゼロではありませんが、そう言う人に私は会った事がありません。



さて、社会人としての第一歩がテニスコーチだった人は、ほんとうの社会の厳しさを知る必要があるかもしれません。



テニスコーチをやめて、一般の企業に就職したにもかかわらず、上記のようなストレスに耐えきれず、すぐにテニスコーチに舞い戻ってくるヒトを何人も見ました。



最近では、



「テニスコーチって、体力的に大変な仕事じゃないですか?」



「慣れてしまえば、皆さんと一緒にテニスを楽しむ事は楽しいてすよ、皆さんの方が会社からのストレスが大きく、苦しいように見えますが」



「そうかもしれないなぁ……」



みたいな感じになる。



しかし、テニスコーチであっても、契約コーチ、フリーのコーチ、社員コーチでストレスの度合いは違ってきます。




何となく、想像が付くかもしれませんが、その話はまた別の機会にしましょう。