今回、放射線治療を受けて気づいたことをまとめてみました。
私の体験なので、個人差があると思いますが、よろしければ、参考になさって下さい。
ヘアカット ブラシ 歯ブラシ マスクバンドなどについて
放射線の照射範囲が頭の部分にかかり、シェルを使用する場合は、ヘアカットを済ませておいた方が良いです。
先生のお話によると、治療中に髪を切るとシェルに隙間ができて合わなくなることがあるそうです。
髪をとかすのに、プラスチック製の目の粗いブラシがあると楽です。
頭頚部がんの場合、放射線照射で口内に影響が出るので、柔らかめの歯ブラシを用意したほうが良いでしょう。
歯みがき粉は今まで使用していたものを使い続けましたが、量を多くすると口内がピリピリする感じはありました。
耳にかかる放射線照射の場合、マスクの紐が痛く感じるのでマスクバンドがあると楽になります。
シャンプー類は最初から変えなくてもいいと思います。
しみるなど、何らかの症状が出たら、対処すれば良いと思います。
私は今までのシャンプーを使い、そのままで大丈夫でしたが、これも個人差があると思います。
治療前に看護師さん、主治医の先生から色々注意事項を説明されるので、その点を守った方が治療を受けやすくなります。
症状の出方は人によって異なるので、気になる点、不明点は、その都度主治医の先生、看護師さんなどにその都度、対処法を聞いて下さい。
化粧品類はすべての成分を把握しきれないので、最初から保湿剤を出してもらうと良いでしょう。
治療開始当初は大きな変化はないと思いますが、体調の変化、気になったことはメモしておくと、診察時の質問に役に立つと思います。
治療終了後、ヘアカットはOKと言われましたが、私の場合、後頭部が脱毛していて痒みがあり、右耳も痛みがあるので、おさまるまでは避けたほうが無難のようです。
治療終了後、ヘアカラー、パーマを希望する場合は主治医の先生に相談して下さい。
食事について
私が食べにくくなったもの
生野菜類、肉類など通常のおかずによく用いられる食材
食べやすいもの
麺類、ご飯、卵、豆腐、茶碗蒸し、シューマイ、餃子(あまり脂っこくないもの)
プリン、アイスクリーム、お菓子(あまり硬いものは避けたほうが良いと思われます)
味覚の変化はそれほどありませんでしたが、辛いものは最初から避けていました。
食事の量は治療が進むと、減らすようになりました。
食事についても、気になることがありましたら主治医の先生、看護師さんに相談なさって下さい。
家事
家事が辛くなった場合は、内容を決めて少しづつ行うことをお勧めします。
家族の方に手伝っていただける場合は、お願いした方が良いです。
食事の支度なども毎日になるので、体調が悪い時は簡単に済ませられるようにしたほうが楽です。
この点は、家族の方に理解していただくしかありません。
無理をせず、治療続けることが大事です。
通院について
毎日通院になるので、病院が遠い場合は通院手段も考えた方が良いでしょう。
定期的に行く普通の通院ではないので、体調が悪くなると、とても辛く感じると思います。
ご自分の車で通院できる場合も、体調が悪くなってくると、毎日は辛くなり、事故防止の点からも危険になってきます。
大きな病院は、最寄り駅まで送迎バス、もしくは公共交通機関でも、ある程度の本数の病院行きのバスがあると思われるので、前もって調べておくと良いでしょう。
家から最寄り駅までバスが必要で、便数が少ない場合は、他の方法も考えた方が無難です。
病院に行くのは何とかなりますが、帰りの便を待つ場合、体調が悪いととても辛く感じると思われます。
徒歩可能でも、家から駅まで距離がある場合、暑い時期、寒い時期、雨の日もあるので、代替手段も考えた方が良いでしょう。
家族の方で、車で送迎、もしくは迎えに来ていただくことが可能かどうかなど、事前に話し合って決めた方が良いと思います
私の場合、自宅から最寄りの駅にはバスが必要です。
朝夕以外は本数も多くありません。
私は車の運転はできますが、てんかん発作を起こしたため2年間の運転禁止期間になっているので、現在通院に車は使えません。
家族に送迎してもらえたので、その点はとても助かりました。
薬局で待っていて、薬を受け取るだけで動くのが辛くなり、帰りの車の中でぐったりしていたこともありました。