6月12日です。
朝身体が重く、何となくだるい感じです。放射線治療のせいかどうかはわかりません。
それほど酷いわけではありませんが、これから続く放射線治療のことを思うと、何とも思わないというと嘘になります。
二回受けた手術の時とは違う感覚です。
手術も大変なことに変わりはないのですが、放射線治療に比べると入院期間も短く、その後についても予想がしやすかった気がします。
もちろん、手術を受ける場合も後遺症が出るケースもあり、私は幸いにもほとんど後遺症が出ていませんので、そのように思えるのかもしれません。
今回は放射線治療の内容は説明を受けて理解はしていますが、副作用がどの程度出るのかわかりません。
期間も長いので、やはり不安に思う部分があります。
がんに罹患し、放射線治療を受けている方は、おそらく同じようなお気持ちだと思います。
副作用がひどく、つらい日々を送っていらっしゃる方もいることでしょう。
ですが、今考えても何も解決しないので、状況に応じて対処するしかありません。
できることとしては、口腔ケア、皮膚を清潔に保つこと、バランスの良い食事を摂ること、何か気になることがあれば、看護師さん、主治医の先生への相談でしょうか?
放射線治療2日目
治療指定時間に間に合うように家を出て、病院に向かいます。
本日は、診察がありませんので、治療のみになります。
放射線治療の受付で、受付を済ませて、予約時間が近づくと「Kさん、着替えをして治療室の待合室でお待ち下さい。」と声をかけられます。
着替えを済ませ、荷物をロッカーに入れて、治療室に行きます。
待合室に着くと、看護師さんから「Kさんの治療スケジュールです。33回の放射線治療になりますので、お持ち下さい。」と日程表を渡されました。
7月15日は祭日で、治療はお休みになるので、治療終了は7月26日になります。
予約時間になると、看護師さんから呼ばれて、放射線治療室に入ります。
台に腰掛けると、まず髪の毛を留めるヘアバンドをします。
それが済むと、台の上に横になり、身体の位置を調整していきます。
頭の位置、腕、肩の位置が決まりますと、顔にシェルを被せられます。
シェルはしっかり固定されますので、鼻呼吸はできますが、口を開けられませんので、返事ができません。
「それでは治療を開始します。」と看護師さんから声をかけられ、機械が動く音が聞こえるようになります。
昨日は良くわからなかったのですが、放射線の照射部分が少し暖かくなるような感じがしました。時間にすると1-2分です。
「本日の治療は終了です。シェルを外します。その後、ゆっくり起き上がって下さい。」と声をかけられて、治療は終了しました。
台の上に起き上がると、看護師さんから「昨日の治療後、身体がだるい、ものすごく眠いなどの症状はありましたか?」と尋ねられました。
「今朝、座っていると身体が重く、だるい感じはありましたが、それほど酷くはありませんでした。」と答えますと、看護師さんが、「それでは様子を見るということでよろしいですね? 何か気になることがありましたら、いつでもおっしゃって下さい。」と言って下さいました。
身体の状態も気にかけてくださっているので、少し不安な気持ちが解消しました。
治療の準備も昨日よりスムーズに済みましたので、明日からはその繰り返しになります。
夕食後、片付けを済ませ、シャワーに入り、椅子に座っていると、やはりだるいという感じがしてきて、眠くなってきました。
無理をせず、今日は早めに就寝します。