私は、塗装といっても経験も少ないただの素人です。
塗装が好きという訳ではなく、単に緑のバイクに乗りたいので、今まで乗ったバイクを何台か塗装しました。
塗装のやり方については、過去に車を全塗装した時の塗装屋さんに教えてもらったやり方を参考にしてます。
親戚が、本職の建築系の塗装屋さんなので、↑のガンや、シンナーや硬化剤は使い放題(怒られるわ)なので、塗装したい時はお願いして、事務所を掃除してそこで塗ってます。
なんだ、プロ仕込みやんと言われるかも知れませんが、そのプロにガンの使い方とか、塗料の混ぜ方とか聞いたら、
"あ~大体〇対〇やなー、シンナーの感じは、ほらっ(ガンて空中に吹く)、この太陽に反射したキラキラ感で決めるねん"
わかるかー(/`□´)/⌒┻┻
硬化剤も超適当に混ぜて、塗装面カッチカチなって、後行程の磨きでどうやっても磨けなくて手の皮剥けた思い出もあるダス。
全て自己責任の経験を元にやってきた感じです(*_*)
掃除して水巻いてから塗装しないと、ホコリ浮きまくって、乾かしてる間に塗ったタンクが残念な事になったりしますし(*_*)
さておき、バイク塗装の手順はこんな感じ
〇下処理
・足付
塗装面にポップスコッチ等で細かな傷を付け、塗装が噛みつきやすくします。塗装の剥がれ防止になります。
やり過ぎ注意。
古いタンクを塗る場合、ここでサビがあればペーパーがけしてサビを落とします。凹みとかあればパテ盛りもします。
ステッカー等もここで剥がします。
・プラサフ塗装
塗装の下準備というと、必ずサフを吹く必要があるというのが常識っぽいですが、実際は必ずサフを吹く必要はありません。
下準備で、サビを取ったり、パテ盛りした場合は塗装面の厚さや状態が全体でマチマチになる為、それを均一にする為に吹きます。
後は塗るパーツが多く、元の色がパーツによって異なる場合、塗り上がりの色を同じにする為に吹きます。
なので、新品のタンク等に塗る場合はサフを吹く必要は無かったりします。
塗装前に綺麗に洗って、直前にシンナーで綺麗に拭きます、これでオッケー
↓CB-1を塗装した時ですが、塗るパーツが多かったのでプラサフを吹いてます。
・本塗装
目的の色をガンで塗ります。
ガンで塗る利点はギリギリまで薄くして、何層にも重ねて塗れる為、失敗が少ないという事です。
缶スプレーは、かなり"濃い"です。
・クリア塗装
本塗装と同じく薄く塗っていきます。
塗料は、本塗装塗料もそうですが、いわゆるウレタン塗装になります。
塗料+シンナー+硬化剤
塗り終えて乾くとカッチカチになります。
ガソリンをこぼしても塗料が溶ける事はないです。
そんなん親戚おるから出来るんやんって言う声もあるかもしれませんが、
こんな物も売ってます
2液性のウレタンクリアーで、塗る直前に混ぜて塗ります、当然使い切りです。
CB-1の仕上げにもこれを使いました。
・磨き
ウレタンクリアまで吹くと、キラキラして完成!と思うのですが、塗りっぱなしの塗装面は、実はザラザラで暫くすると必ずこのクリアが曇ってきます。
イマイチ、テカッてないですよね?
自家塗装で良くある感じです。
塗装から1週間後、シンナーが抜けて塗装が固まってから磨きに入ります。
・2000番の耐水ペーパーで水磨き
・中目のコンパウンドで磨き
・細めのコンパウンドで磨き
・鏡面コンパウンドで磨き
基本手磨きですが、辛くなってくると文明の利器に頼ったりします。
私の場合はハンドドリルに自作パフを着けて磨きます。(写真左下)
全体、
磨く前と明らかに違います
これらを踏まえて、レブルのタンクを塗った時のお話。
最初からマットODで仕上げると決めてましたので、クリア塗装、磨きはそもそも必要なし、タンクだけだし、オッサン(親戚のとこ)行くのもなーと。
何かいいスプレーないかなと探して見つけたのが、イサムのエアーウレタン マットOD
2液性ウレタン塗料、マットODなので、これ1本でオッケー。
タンク外して、
下処理もマットシルバーで表面元々ザラザラという好条件な事もあり、洗ってシンナーで拭いただけ(笑)
こんな感じの仕上がり。今は塗ったばかりの時に比べて少し色が馴染んで暗くなってきてます。ODってそうなんですよね。いい感じ♪
もし、自家塗装にチャレンジしてみようという方は、このスプレーを使うのも良いかもしれません。もちろんテカテカのスプレーもありますので
↓色見本
ソリッドカラーの他にパール(末尾P)、メタリック(末尾M)色々選べます。
レブルはタンクだけ塗って、他はそのままでもおかしくないので、気軽にタンクを自家塗装するのは良いと思いますよ♪