嫌われるのが怖いから、
傷つくのが怖いから、
その前に自分から逃げる。
愛されていないのではないか？という不安を数秒でも感じると
100あったものが95になるのが怖いから、
先に自分から逃げようとする。
愛されることが怖い。愛されて、それを失うのが怖い。
それならば最初から愛されないように振る舞う。
相手に逃げられるくらいなら、嫌われるくらいなら、
自分からわざと嫌われる行為をしてみせて
｢自分が嫌われて関係が終わったのではない。
自分が相手に嫌な行為をしたから、相手が去っただけ。
わざとそうしたのだから、自分が嫌われたわけではない」
と、自己否定をしないよう持って行く。
しかしその一連のプライドを守る行為そのものが、
完全な自己否定なのだろう。
本当に自信があるのなら、傷つくことを恐れない。
本当に自己が満たされていれば、そんな簡単に嫌われるなんて思わない。
愛を十分過ぎるほど受けていても落ち着かない。
いや、愛を十分受けたからこそ
それが少しでも減るのが怖い。
「そんなはずはない」自分が嫌われるはずがない、自分から離れるはずが
ない・・・
プライドが音を立てて崩れるのを見ていられないというちっぽけなコンプレックス
で、何度生まれ直しても前に進めない。
大丈夫
愛はなくならないよ。
そんな簡単に消えてしまわない。
信頼を持って築き上げたものが、崩れてしまったりしない。
大丈夫。
素敵な所を見尽くしたからといって、もうない訳じゃない。
これからまた作っていけばいい。
大丈夫。
パーフェクトなんてない。パーフェクトに近付く努力さえ出来ていれば
それで十分だ。
生きて行くこと・・・
それは容易くないけれど、そんな難しいわけじゃない。
今夜は背中の羽根を両手のように広げ、あなたを包み込んでおきます。
少し冷える夜だけど、温かいハートで
あなたがぐっすり眠れますように。。。
