病気の猫の捕獲例 11/12 | greensonicの迷子猫探し・保護までのブログ  脱走防止柵の作り方 保護活動など

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猫を迷子にして、97日目に無事保護するまでの実体験やノウハウ。その他、脱走防止柵作りや保護活動、猫のこと。ときどき安全保障。

実はナミは大変な病気持ちでした

 

病院でのナミ(仮)は検査の結果、以前から異常な数値だった血糖値に加え、糖尿病が進行すると発生するケトン体が検出され、そのまま入院となりました。後で聞いたのですが、初日はICUでの治療で、翌日から点滴となったそうです。その後、普通病棟に移ったものの、食事は鼻からチューブで流動食を入れたり、自力で食べる事もあったそうですが、点滴を外せてもすごい血糖値になってしまったり…安定しません。

医師からは、一日2回のインスリン注射が必須だと言われ、触れない猫にどう注射するかが問題です。それでもDさんは、「先生から注射の仕方を習います」と言いました。過去に腎不全の猫を長い間、看病して皮下輸液もやった経験がありますから、本気です。

そこで、私はDさんの負担を軽減すべく、2つの提案をしました。

一つは、急激な血糖値の上昇を抑える為に、4時間ごとに餌を与える必要があります。Dさんは働いていますから、深夜の餌やりはかなりの負担です。そこで、ウチにある自動給餌器をお貸しして、深夜と朝の餌やりをカリカリに変えれば、その負担は軽減できます。

お宅に伺ったところ、深夜だけで大丈夫との事で、時間設定をして動作も確認しました。

もう一つは、キャットタワーに引きこもってしまうので、インスリン注射がかなり難しい。イメージする注射とは違って、インスリン注射は瞬間的に出来るようですが、タワー内の狭い空間では片手で押さえて、片手で注射するのは難しいはずです。そこで、すぐあるアイデアを思いついたので、お伝えしました。Dさんはとりあえず、現状のままでチャレンジするようですから、それはいざとなったら実施出来るように心構えをしようと思います。

ナミを知っている人から、その後の経過を心配して病状を聞かれます。

それで、口内炎だけではなく、重度の糖尿病だった事や、Dさんの対応を話しました。中には「餌やりさんなんて餌をあげるだけで、他は知らんぷりしている人ばかりなのに、そんな天使みたいな人いるのビックリマークと、いい意味で驚く人もいました。

まさしく、天使のような心を持っている餌やりさんです。

私たちがこれから何が出来るか。考えて行きたいと思います。