猫の脱走防止柵をDIYで作った 4/7 | greensonicの迷子猫探し・保護までのブログ  脱走防止柵の作り方 保護活動など

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猫を迷子にして、97日目に無事保護するまでの実体験やノウハウ。その他、脱走防止柵作りや保護活動、猫のこと。ときどき安全保障。

値段も手間もお手頃な簡易柵です

以前も書いたように、私は100均の物を使って、脱走防止柵を作るのは良しとしません。強度や信頼性が確保出来るとは限りません。DIYで作ったはいいが、猫が壊して逃げた実例があるので、「多分、大丈夫だろう」は私はダメで、「これなら絶対大丈夫」しか認めません。

それは、一度猫を逃がしたらどれ程大変かを実感しているから、「絶対大丈夫」でなければいけないのです。

もし、あなたが作ったもので、硬式テニスボールを男性が投げて、柵の向こうに行ってしまえば、猫が勢いよくぶつかれば、抜けて行ってしまうでしょう。「抜けて行く」には物理的に壊れる場合もあれば、隙間があってすり抜ける場合もあります。そのような柵では、いつ逃げてもおかしくありません。

脆弱な”呆れた100均の脱出防止柵”をよく目にします。そのような柵ならいっそない方が、「逃げないように」と気を使います。下手に粗末柵があれば、油断すると思います。

物を作るにはコストがかかります。それを削るから100均は安い。スチールメッシュでもモノが違います。節約するのはいいけれど、必要な所には少しお金をかけましょう。自宅に3歳児がいたら、丈夫な柵でストーブの火から守り、ベランダからの落下防止をするでしょうはてなマーク

3歳児と猫とどちらがすばしっこいかはてなマーク言わずもがなです。

ここはお金をかけるべきところですよ!!

安物DIYでは、段ボールで作った車に乗っているようなものですビックリマーク

”猫の脱走防止柵をDIYで作った” 1~3はある程度の知識と道具と技術が必要です。

今度は”誰でも出来る簡易型"を紹介します。安くがま口財布早く簡単になので、見映えは今一つです。でも、風通しの機能としては十分ですので、参考にしてください。

用意する物

・突っ張り棒(横連結タイプ)

・トリカルネット

・結束バンド

・ニッパー

完成写真がこちら↓

突っ張り棒は鉄製の網が付いている連結されたものを使います。理由は、網が溶接してあるので、2本の棒の連結が”確実”で、強度は十分です。その網の部分も含め、トリカルネットでカバーする形です。これなら、万が一、片方の足が少しズレても、もう一つの足は残る筈です。上から下まで全てトリカルネットだけではないので、押しても歪みは少なくなります。出来る限り窓ガラス側に寄せるのはもちろんです。

                   猫しっぽ猫からだ猫あたま

写真のようなタイプの場合は、鉄製のネットがある方をリスクの高い、下側にすることです。結束バンドは耐候性の物を使って下さい。そうでないと、紫外線で劣化します。

2本の突っ張り棒だけを使う場合は、トリカルネットだけでは不十分です。強く押せば歪んでしまいますから。突っ張り棒だけで作るなら、棒の間にバックプレートが必要です。まずバックプレートを固定して、その上にトリカルネットを付ければ、大きく歪むのを防げます。

いづれも、耐荷重の高い突っ張り棒でないといけません。そのような物の足は円形ではない筈です。

トリカルネットを使うポイントは、”巻きぐせ”を利用します。猫が隙間に侵入しようとすると、曲がりが窓ガラス側に向いているので、押せば押すほど、隙間が狭くなり通れません。また、万が一窓を大きく開けたとしても、突っ張り棒の固定ネジが窓のサッシに当たるように取り付けています。

このような二重三重の確実性を上げる事まで考えるので、100均ではダメなのです。

注意点:結束バンドは固定後に引っ張って余った部分を切ります。

目に入ったりしないようにするためです。その時にカッターナイフやハサミで切ると、尖って切れたりします。必ずニッパーで切り口が水平になるように切って下さいね。そうでないと、自分も怪我をする要因になります。また、その出っ張りは触りにくい、向こう側に回せば良いでしょう。

その5では、番外編としてディアウォールを使った猫ステップを紹介します。壁に穴を開けたりせず、移動も可能ですから賃貸物件でもOK。ダウン

友人、知人で猫を飼っている方がいたら、紹介して頂けたら嬉しいです。きっと役に立つと思います。

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