●2011/10/17(診察)
 今回は検査から診察まで期間が空いた。先生の学会参加のため12日予定が17日に延期になったのだ。
 診察室に呼ばれたときには1時間以上経っていた。私は自分の容態を問題なしと報告した。K見先生は聴診器で左右の呼吸音、そして、触診でリンパの腫れを確認された。そして、検査結果の説明をされた。いつものように異常なしだった。血液検査の結果を書いておこう。
  CEA(0.0~5.0)4.3←2.9←3.0
  SLX(38.0以下)21.8←28.0←19.9
「SLXの減少には安心した。CEAが増えたが、これも次回の数値検査待ちで良かろう」と私は感想を口から漏らした。K見先生は「両方とも数値は正常範囲内なので気にする必要はない」と言われた。私は「値には個人差があるので、数個の点で傾向で判断した方が良い」という説が正しいと思う。「その時」が来てしまったら話し合うしかない。
 今回の診察で入院・手術から約2年だ。「今だから言えるという話」があるかもと思い改めて伺った。「もし、2年前に手術をしていなければ、何が起きたでしょうか?」。K見先生はおっしゃった。「う~ん、何とも言えないですね。大きくなって転移を心配しなくてはいけない時期だったかもしれません。でも、そういうことを振り替えれる時期であることに感謝しないといけませんね」。本当にそうだ。2年前の人間ドックでGGO/GGAが見つかったことに感謝しなくてはいけない。診察時間は5分ほどだった。
 さて、次回は2011年1月になる。18日に骨シンチ、PET/CT、MRI、血液検査を受ける。そして、翌週25日に診察となる。期間が3ヶ月に縮まっていることに今更気がついた。まあ、先生の勘違いと思うことにしよう。
 肺癌手術から「2年間再発がなかった」と確定した。この節目に家族は誰も気がつかなかった。それぐらいでちょうど良い。一人でひっそりと自分を労った。