●2009年10月3日(土)

 検査結果に応じてどうしたらよいのかということをママと話し合った。


 私の知っている大病院の医者というのは、いろんな可能性を並べて、判断は本人にゆだねるものである。外科医の診断が、経過観察で十分というのは別であるが、少しでも悪性の可能あれば、私は切りたいと考えている。ママは、悪性の可能性が低いのであれば、経過観察でよいのではないかという考え。


 診察のときの状況をママに正確に伝え切れていないのかもしれない。もしくは、私が冷静さを欠いているのか。

 「大きい」「手術」

の二つのキーワードを改めてママに伝えた。ママもママで、会社の健康ダイヤルに聞いた話を教えてくれた。また、セカンドオピニオンの可能性も話し合った。すでにママはセカンドオピニオンの病院まで探していた。


 癌の苦しみには二つのものがありそう。一つは、肉体的な苦しみ。これは今のところ自覚症状なし。もう一つは、精神的な苦しみ。これは、可能性がでてきた時点で発生する。今は、ここから抜け出したい気持ちが大きい。

 ママは、ママでいろいろと悩んでいると思うが、今のところは平然と振舞ってくれている。いやむしろ、今までよりやさしい気がする。これで、ママにまでパニックになるとこちらも持たない。努力に感謝したい。ママ、ありがとう。