エルマー･ガントリー～魅せられた男～

流れ者の女たらしエルマー・ガントリー。美しく純粋な女性伝道師シャロンに惹かれたエルマーは、不純な動機から伝道の道へ。だが彼の前に、かつて彼のために娼婦となってしまった女が現れ、エルマーの黒い過去が暴かれてしまう!

（amazonより引用）

手元に届いてからこれが1960年作の古い映画であることを知りました。

当時のアメリカは禁酒法の時代で、かつテレビ伝道師などの「いかにもアメリカ的」な布教活動が盛んな時期。

美しい伝道師シャロンも「信仰復興運動」に熱心でした。

で、そこに現れたのがエルマー・ガントリー。シャロンの気を惹くために自分も宣教師として活動します。もともと立ち振る舞いが派手で人を惹きつける力を持っていたエルマーはすぐにグループ内において重要な立場になっていきます。

都会に進出し、成功を収めたと思われたエルマー達。しかし新聞記者達が仕掛けた罠でスキャンダラスな記事を発表されてしまう。その事件によって一気に没落する様には人間の性が垣間見えます。

難しい映画だと思いましたし、実際あまり理解できなかったかも。

エルマーを善人と見るか悪人と見るかで話が変わってきます。僕はエルマーを善人だと思って観ていた為かそこまで面白さを感じ取れなかったです。しかし当時の信仰復興を皮肉った節もあるこの映画はもっと深いもののような気がします。

オススメ度　★★★☆☆

green等