ウォッチメン | green等

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三重県桑名市のへっぽこ美容室greenのブログです。基本的にどうでもいいことばかり書いていくと思いますので気を付けてください。

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ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き……。


(シネマトゥディから引用)



アメコミ原作ものです。そういうとCG全開の派手な、例えば「トランスフォーマー 」のような作品をイメージしてしまいますが、コレはまた全然違うテイストです。CGは多用してるし派手なアクションもあるのですがこの作品は人間ドラマです。


原作も読んだ事がないので尚更ですが内容が難しい。冷戦時代のアメリカが舞台でそこにスーパーヒーロー達が「普通に」存在している世界。なかなか日本人には取っ付きにくい。

なのでwikiであらすじを押さえ、なんとか理解しながら鑑賞。

観終わったら疲れが残りました(笑)。


この作品には何人ものスーパーヒーローが出てきます。しかし絶対的な正義というものは無く、それぞれの正義に基づいて行動しています。そのためヒーロー同士で考えが衝突することもしばしば。

大勢の人間を救うためには多少の犠牲は仕方ないと考えるヴェイト。結果的に平和になった世界を受け入れることが出来なかったロールシャッハは自らの信念の為に命を落とす事になります。


話のスケールが大きすぎるにも関わらず、ウォッチメン達の人間臭さの為に妙なリアリティもあります。

特に全知全能の神のような存在であったDr.マンハッタンがちょっとした感情の隙間を突かれることをきっかけに一時は地球を見限るところなんて絶妙です。



コミック原作とはいえ、善悪の定義や命の存在価値など深いところまで考えさせられる秀作です。ちょっと取っ付きにくさはありますが一度鑑賞してみてはいかがでしょう。



オススメ度 ★★★★☆