フラメンコやベリーダンスに夢中になる人々。妖艶。官能的。情熱的。女性が男性化する社会とは真逆? | 地球にやさしい美容室

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ヴィーガン25年の自然派美容師の日記。美容室チャームサロンイザワ (ヴィーガン情報サロン:ママキッチン) 日・水定休(ただいま完全予約制のプライベート体制で営業中)相鉄線希望が丘駅より徒歩7分。井沢慶紅

Making art  by Brian Yap






街角で見かけたベリーダンス集団。

確かにベリーの格好はしているのに、

中身は、というと、

上手だけれど、なんとも中途半端な気がして。



これ、パフォーマンスが下手だなんて言っているんじゃないですよ。

中身と外見とが、

そぐわないと思うのです。

なんだか変だぞ!

魂が入っていないのかな。



多分ね。

外側だけ真似ただけではダメなんだろうなあ。




そこへ行くと、

先日、水上音楽堂(上野公園野外ステージ)で見た、

ベリーのパフォーマンスは、

表現がユニークで、

とっても味のある作品として、

アート性も高かったように思うのです。



この違いはなんだろう。


踊り手は、単に振り付けられた踊りを覚えるのではなく、

その動きの中で、自分をどのくらい昇華させるかということかな。

簡単に言えば、踊りこむということでしょうか。





う〜ん。初心者だから偉そうなこと言えないしなあ。

でも、その辺だよね。



じゃあ、下手っぴーとテクニシャン(単に踊りが上手)とで、

比較するとどうでしょう。



自分を知っている「下手っぴー」と、

「自分こそ上手」と思っているテクニシャンだったら、

前者のパフォーマンスを選ぶなあ。きっと。



パフォーマンスの面白さは、

いかに空っぽになった状態を見せてくれるかだと思うのです。



自分が大きな神殿そのものになって、

その空間へと、見る者を招待してくれる人のパフォーマンスって、

見る側と演者と一体になって、

宇宙の彼方に連れて行ってくれそうです。



さあ、私たちの世界へいらっしゃい。

そんな風に手招きしてくれるのが、

素晴らしいパフォーマンス。



ぜひとも、来日公演の時は行ってみたいなあ。

マリア・パヘス舞踏団の舞台、魅力的です。

今年(2016年)はあと5ヶ月か、どんな人の舞台が見られるかなあ。

いけたらいいなあ。



今年の9月には、アントニオ・ガデス舞踏団が来日しますね。

フラメンコのこういった舞台、

実は一度も行ったことないんです。

フラメンコって、とってもキビキビっとしたアクセントが特徴の舞踏ですね。

舞台映えしますね。とっても。

感情が、パキパキと変化して行って、情熱的。官能的。

場面がくるくる変わっていくような印象があります。








それに比べて、

ベリーダンスは、語りかな。妖艶さが女性たちを魅了する。

朗々とその人生の歌は続く。

音楽が心をとらえる。

アラブの音の文化を知りたい。

まだまだそれぞれの舞踊の世界の、

入り口にも達していない自分を感じるなあ。






非日常的で楽しいダンスですが、(ダンス人口は多いだろうな)

なかなか自分の上達がままならないのが現状。


なぜ現代女性は、フラもそうですが、こういったダンス表現の世界に魅了されるのだろう。

多分、世の中、雇用均等法により、

男女の格差が(事実上ではなく)法律上なくなってきたから?

社会で活躍するには、男性とともにトップを目指し、しのぎを削るには、

女性が男性化している面も多々あります。

男性的なエネルギーが、世の中を席巻している中、

本当の女性性を求める本能が、

むくむくと目覚めている現象なのかもしれませんね。



いろいろ講釈を言っても、

いざ、パフォーマンスとなると、

動かないカラダがあるんですねえ。


普通に生活していると、なんとカラダが怠けてしまっているんでしょう。

ダンスを始めて、まずそんなことを感じました。


まだまだ心底のめり込むわけにもいかず、

宙ぶらりん。

練習していないしなあ。

もっと楽しめるようになるには、

この「下手っぴー」に魂を入れていかなくっちゃね。


魂を入れるカラダさん。

私は今、そのカラダ作りに熱中しています。

ダンスそれ自体よりも、大切なことかな。


焦らずじっくりとやっていこうっと。





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