サロンのバックヤードのキッチンの改装から、
もうじき3ヶ月。
給排水設備が、新しくなると、
こんなにも影響があるんだなあって、
毎日感じています。
お皿一枚、洗うことがしんどかった父が、
洗えるようになりましたから。
給排水設備が新しくなるってことは、
おしっこに例えたら、(たとえが悪くてすみません)
残尿感なくて、スッキリ!って感じです。
器具が老朽化すると、パフォーマンスが落ちていくので、
そんな感覚ですね。
吸排気も同じ。
扇風機のような換気扇から、
最新式の換気扇に変わって、
天ぷらも、ストレスなく揚げられるようになりました。
プロペラがくるくる回っている換気扇は、
パワー不足で、
お部屋全体が、油の油膜で覆われちゃうから、
お掃除が大変。
重曹をパラパラして、油を溶かさないと、
埃が取れなくなっちゃっていましたから、
「お掃除やろう!」って、
気合を入れても、
そう簡単には、からださんが動いてくれなくて、
いろいろと、プレッシャーをかけてしまいました。
換気のパワーアップは、
このお部屋に新しい空気を呼び寄せることになり、
新しい世界へと導いてくれることにもつながりました。
キッチン改装前にやり残していた部分の、
油汚れを、念入りに、取り除く作業を、
ここ数日、手の空いた時に行っていました。
そしてついに、次の展開へ。
大きなテレビの設置です。
20インチから40インチへ。
この決断をしたのは、
テレビを見ながら食事をしている父への配慮から。
ソマティクスの研究をしていると、
日常の生活の中で、
様々な気づきがあります。
まさに、大自然を、
自分の中に築き上げていく作業かな。
相手に意識を向けると、
その人の「からだ」が感じている「窮屈さ」「こわばり」
「抵抗感」「暖かさ」「硬さ」など、
様々な感覚が、
鏡に映したように、
ミラーリングされてくるのです。
テレビ画面に対して、
斜め45度の位置に、椅子を置き、
食事をしている父のからだの様子が伝わってくるのです。
からだを常に右45度に捻ろうとする状態で、
食事をしている父は、
1~2時間もすると、必ず、足のしびれを訴えていました。
さらに、小さなテレビ画面は、
テーブルの高さからかなり上方に位置していて、
口に食べ物を含むと、斜め上30度くらいのテレビへと、
視線が移ります。
食道が圧迫されていて、
時々喉を詰まらせているので、
非常に心配でした。
本人には、自覚がありませんが、
からだにしてみたら、
大打撃を与えて、消化吸収のみならず、
様々なストレスをかけていることになります。
その改善策が、
大画面。
視線が、一点に集中せず、
どんな位置からも。
映像を楽しむことができます。
その設置工事も無事に終わり、
お部屋全体がクリーンになったところで、
お誕生日のセレモニーを終えた父たちが、
帰ってきました。
サプライズです。
あれ?
いつの間に。
出かける前は、小さなテレビのお部屋から、
送り出しました。
さあ、帰ってきて、
お部屋の変化に、いつ気づくかな?
セレモニーの興奮で、
しばらく気がつかない父でした。
妹たちと、葉山でのお食事を楽しんだ後、
三崎まで足を伸ばしドライブを楽しんできたようです。
帰ってきてから、
しばらく興奮状態でした。
良かったですね。
楽しい思い出が、また一つ。
今世、家族として、
出会ったことを、
感謝したいと思いました。
そうそう、年をとるからといって、
不都合なことを、
全部、年のせいにしないでくださいね。
からだはそんなにやわじゃありません。
もしかしたら、
私たちが、
からだの使い方を間違えているのかも。
「インスティンクト・リフレックス」&「アルケミービューティー」 by KEI