里親研修会・乳児園実習 | 養育里親

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養育里親研修会から、約3週間後…。
今日は、乳児園実習。
自宅から車で1時間の所にある乳児園へお邪魔しました。
9:00からの実習だったので、8:50には着き
受付へ声をかけました。

小さな待合室(?)に通され、そこで担当者のTさんと挨拶し実習の流れを説明してもらいました。

9:00 施設の説明
9:30 見学・交流
11:30 沐浴体験
12:00 DVD学習
12:30 振り返り・質疑 

施設の説明では、この乳児園が出来た経緯や、乳幼児の数、職員の数、養育理念等を教わりました。
その後、一通り施設内を案内してもらい、
幼児(1才)との交流。
男の子3名が遊んでる部屋に入らせてもらい、
一緒に玩具で遊んだり、10時のおやつをあげたりしました。
この乳児園には男性職員がいなく、旦那を見たら泣くかも?と言われてたのですが、子ども達は泣く事もなく、遊んでくれました。

次に乳児(2ヶ月~11ヶ月)の部屋に入らせてもらいました。
産まれてすぐ、病院から乳児園に来たという男児が、仰向けで寝ていたので抱っこしても良いか確認して抱かせてもらいました。
この子は、保育士が話しかけても笑いかけても、いつも無表情だと言っていましたが、
私が抱っこして話しかけたり、笑いかけたりすると、ニコッおねがいと可愛い笑顔を見せてくれました。担当保育士さんがとてもビックリしていました。旦那が抱っこしても、同じように天使の笑みでした。
「さすが、ベテランさんだねぇ」と
回りにいる職員や保育士さんにもほめられました照れ

沐浴体験もあったのですが、
「ぽちゃこさん夫婦はベテランだから、沐浴指導なくても大丈夫よね?」と言われ、
乳児との交流時間にしてもらいました。

赤ちゃんの匂い…ラブ
癒される~♥️

DVD学習では、愛着について学びました。
【子どもたちが、健康に発達していくためには、特定の大人(養育者)と信頼のおける愛着関係を維持して、安心感を得ながら暮らすことが求められている…。】

乳児園を見学していると、子どもと職員が愛着関係を築けるように、1人の乳幼児に1人の担当を付ける等のさまざまな配慮や工夫がされていました。

職員は愛情と使命感も持って、子どもに接しているように感じました。


「家庭環境に近く、とても行き届いた養育に見えるのですが…。」との私の問いに、

 

「どうしても1人ひとりの子どもに十分な時間を割くことが難しい。職員の人手不足。ほかにも、交替勤務のために時間帯によって子どもに対応する職員が変わってしまい、子どもが常に同じ職員と関われないという問題もあります。」との事でした。


振り返り・質疑では

Tさん「ぽちゃこさん夫婦は、子育てベテランだから、登録後すぐにでも委託の打診が来ると思いますよ🎵」と言われました。

私たち夫婦からも、いくつか質問をしました。

・乳児園にいる子は、生後何ヵ月から預けられてるのか?
      (早い子だと生後1週間から。)

・乳児園から児童養護施設に移る子はどれくらいいるのか?
      (8割りは児童養護施設へ。1割りは実親さんが迎えてくれる。1割りは里親さんへ。)

・実親さんは、定期的に面会に来てるのか?
      (定期的に面会に来るのは、1割り。)

・迎えに来れないのなら、なぜ里親さんへ預けてくれないのか?
      (実親は里親に預けると子どもを取られると思っている。)

ネグレクトや虐待をするくらいなら、乳児園や児童養護施設に預けてほしい。

そういう場所がある事を、もっと知ってほしい。

そして、私たち里親と言う存在に、遠慮せずに子どもを預けてほしい。
里親は、子どもを奪ったりしません。
迎える体制が整うまで、大切に・沢山の愛で育てて待ってます。

そんな話をして、乳児園実習を終えました。