私の父は50才で亡くなりました。

まだ若かったです。胃がんです。

 

入院中に一時帰宅したことがありました。

それはもう手の施しようがないから自宅に戻りたいという希望を叶える一時退院。


母も祖母も霊感が強かった。

 

祖母が言うには、黒い塊が父に付いて来て、父が家にいる時は台所の棚にあった『おどっくうさん』と呼んでいた神様の所にとどまっていたそうです。

『おどっくうさん』と言うのは『おくどさん』がなまった台所の神様かなと思うのですが。座り込んだ真っ黒な丑の置物とお札を祀っていました。

父が病院に戻る時、その黒い塊は父に付いて行ったそうです。

 

母は父が車の中から振り返って家を見たので、もう帰って来れないと解ったと言っていました。

 

祖母は某宗教を信仰していて長年祝詞をあげていました。

父の平癒を祈って祝詞をあげていても、途中からどうしても思い出せず中断すると言うのです。

母が「そんなことを言わず頑張って」と言うと頑張るとは言ったものの出来なかったらしい。