祈る子と書けばもちろん祈子(プロゴルファー)なのだが、そのネタ元が分かる人は昭和生まれだろうし、このブログを読んでくれた大半の方はあの名ドラマをご存知ないだろう。
そう思うと俺もずいぶん歳を取ったなと思う。
なお夫カンタロウも昭和生まれだけど、そんな低俗ドラマなんぞ観たことはないだろうし、知っているかどうかを確認するまでもない。
さてこの度、カンタロウの職場に50代半ばくらいの中途採用の女性が入ってきたそうだ。
そもそも採用面接の際に無断遅刻し、資格こそたくさん持っているものの、どこの職場でもなぜかすぐに辞めては転々としてきたという。
カンちゃんは、
「絶対ヤバい人に違いない。仕事の邪魔をされなきゃいいけど」
と彼女の入社前から不安を口にしていた。
さてその女、カンタロウの予想を遥かに越える地雷だったようでいつも温厚な彼も珍しく憤怒していた。
・電卓でできるような簡単な計算が2時間かかる。
・目の前で電話が鳴っていても3コールまでは手を伸ばさない。
・「戸締まりをした」と言い張るも、鍵が締まっていなくて、カンタロウが現場に連れて行くも詫びもなく「あららら」と他人事。
・毎日少しずつ研修動画を観るように言われると、一応パソコンを眺めているのだが、何日か経ってから「あのぉ、初日からずっと音声が聞こえないんです」とそれまで何日もずっとミュートで視聴していたことが判明。
・職場への提出書類を書くように言われても一向に手が動かない。カンタロウが「何か困っていますか?」と聞くと「社内報を読むのに夢中になっていました」と謎の言い訳。
さてそんな女、Y子。
俺のカンタロウを困らせる女、Y子。
カンタロウの所属するチームは、定年を過ぎた再雇用の超ベテラン女性、カンタロウ、そして新入りY子。
そのベテラン女性も業を煮やし、キィキィ日々激怒しているらしい
俺は、
「三婆で楽しくやんなさ~いヒッヒッヒ」
と適当に聞いていた。
そのY子、昼食(社食)にも異様に時間がかかるようで、普通10~15分で終える食事も人の3倍はかかっている。
ある日、ベテラン女性がカンタロウに教えてくれたそうだ。
「あの人(Y子)、食事をする前も食事中も祈りを捧げているんですよ、ずっと。あれじゃ食事なんて終わるわけがない」
祈るのは個人の自由なのだが、それで業務に支障をきたすようならY子に非がある。
俺もカンちゃんも無宗教なので、宗教にどっぷり浸かっている人の気持ちは分からない。
宗教そのものを否定はしないのだけどカンタロウは、
「やっぱりあの○○の宗教ってホントにダメ❗️」
とてもブログには書けないようなことを言っていた。
食事の前のお祈りはまだ何となく分かる。
しかし電話に出る時や業務中に祈られるのはどうなのかしらん?まずは試用期間なんだから
ちゃんと仕事をしなさ~い。
祈りのせいで遅刻、も社会人としてはNGだろう。
果たしてY子、正式採用となるのだろうか。カンちゃんからの続報を待ちたい。
俺も納期の遅れ、仕事のミス、クレーム対応…
もしも今度仕事で嫌なことがあったら、
「祈りに夢中になってて…テヘペロ」
みたいにやってみようかな。
そしてY子の話を他人事としてカンちゃんからのんびり聞いていたのだけど、今週何とまあ俺の身にも同じような災いが降りかかってきた❗️
祈りor心理学orカウンセリング?
次回、わたくしショウタVS謎のスピリチュアル老婆の話をさせていただきます。