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今年も年度末になり仕事量が急増してきた。
夫カンタロウからのおはようメールに返信するゆとりもないくらいバタバタで業務になだれ込むような毎日。
こういった時に思わぬイージーミスをしたりダブルブッキングをしたりすることが多い。
案の定、今日は書類をコピーする時に失敗した。
いつもの白い紙ではなくピンクの上質紙にコピーする必要があったので用紙をスチール棚から取り出した。
間違えないようにと、
「この書類はホワイトじゃなくピンク、白じゃなくて桃色」
と自分に言い聞かせていた。
そして桃色のA4用紙を給紙トレーにセット。
このコピーが終われば午前中の業務終了、というところだった。ふぅ、やれやれ。
誰もいないコピー室。
「咲かせて咲かせて 桃色吐息ぃ
あなたに抱かれて こぼれる華になる」
無意識に高橋真梨子さんの名曲「桃色吐息」を鼻歌交じりに歌っていた。
当然誰もいないと油断していたらコピー室の最奥に用紙詰まりを直していた同僚がしゃがんでいた。そしてヌゥっと立ち上がった。
見られた
聴かれた
もともとピンク=桃色の用紙を使う、が頭にあった。
そしてやっとお昼。今朝のカンタロウからのメールの返信しなきゃな、とも思っていた。
仕事を頑張ったご褒美にギュッと抱いてもらいたいな~
なのでカンタロウのことも思い出していた。
そんな気持ちで「桃色吐息」を歌っていたに違いなかった。
その結果、ご機嫌モードの「桃色吐息」聴かれてしまった
コピー中に桃色吐息をふんふん歌っているゲイリーマンショウタ。
憧れのノンケリーマンではあり得ないような大失態だった…
この失態は元はと言えばカンタロウのことを考えていたせい。
「カンちゃんのせいで大恥かいた、謝って」
そして最近の我々2人の流行りフレーズ
「詫びよ、カンタロウ❗️」
も追記しておいた。
カンタロウからの返事は何もなかった。
完全にスルーされてひと言。
「おやすみ」
相手にされない単独ぎゃあぎゃあって殊更恥ずかしいことを実感した春の夜だった。