
おしゃれ風なタイトルだが中身はそのまんまだ。
数日前、夫カンタロウからのメールはいつものとは違っていた。
珍しく俺の夢を見たと言う。
どんなだったかを聞いてみると、
「夢はねぇ、ショウタがいる前で以前関係を持った人から付き合いたいって口説かれたんだけど、もうショウタと結婚しているし添い遂げるつもりだからって断ってる夢」
だったそうだ。
これは喜ぶべきなのか悔しがるべきなのかは分からなかった。
ひとまず「ハレンチカンタロウめっ」と返事をしておいた。
するとその翌朝。
「今朝は中学校時代に密かに好きだった人と30数年ぶりに再会する夢だった。立て続けに昔の夢だったから何だが不思議」
とメールを送ってきた。
走馬灯みたいだなと思ったのだが、もしもカンタロウが居なくなってしまったら絶対に嫌なので茶化すような返事はしなかった。
しばらくしてからまたメール。
「来年は結婚5周年だからお祝いに伊勢神宮に行きたいな」
だった。
この夏でカンちゃんと付き合い始めて5年。
翌夏に「結婚」というスタイルをとった。
あれからそんなに経つのか⋯
ゴールデンウィークの今月に三重県へ1人旅をしたのだがその時に「伊勢神宮はいつか2人で行きたいから今回は行かないように」と言われていた。
その時にはそのうち2人で伊勢参りするのかな?くらいにしか思っていなかったけど、案外本気だったようだ。
カンタロウらしいなと感じたのは、まだ1年以上先のことなのに今から伊勢行きを宣言していること。
旅行嫌いのカンタロウのことだから2人で伊勢に行こうと提案したのはそれだけでも一大決心だったに違いなかった。
伊勢に行こう。2人で。
カンちゃんから旅の誘いが来ることなんて滅多にないことなことなので、
「素敵。うん、行こう❗」
とすぐさま承諾メールをしておいた。
我々2人、来年の夏に結婚5周年記念で伊勢参りに行ってきます。
↑
これで終わればちょっといい話で終われるはず、だった。
なのに俺が伊勢行きに賛同した途端、
「ありがとう、ごちょちゃまぁ
」
(じゃあ旅行代はショウタ持ちね、ありがとうの意味)
と押し付けてきやがったのだった。5年前のカンタロウはこんな下世話なことは冗談でも口にしなかったのにこの変わりよう。
「いいえ。伊勢は神々が集う場所。カンタロウが本当に高貴な男ならばっ❗2人の伊勢詣代は全額カンタロウが出しなさい。ごちょちゃまぁ、ふんっ」
と返信したのは当然の流れだった。
まあどんなであっても2人で来年の夏休みに伊勢へ行くのは間違いない。
惜しむらくはその様子をこのブログでお伝えすることはないこと。
来年の夏に「ああ、今頃きっと伊勢詣してるのね」と思い出していただけたなら心から幸いだ。

