今年2025 年に更新してきたブログの中で皆さんに気に入って選んでもらった回を、自分の中で「AWARD2025」として勝手に決めた。
この1週間での追加いいね+リクエストコメントの結果。
【エントリーナンバー1】
ほうかん
いいね7+コメント4=11
【エントリーナンバー2】
時刻表
いいね3+コメント5=8
【エントリーナンバー3】
有楽町で逢いましょう
いいね6+コメント1=7
【エントリーナンバー4】
êtreの活用型
いいね2+コメント3=5
ということで「ほうかん」が1位だった。

ほうかんとは、訪問看護や柑橘類ではなく「幇間」(ほうかん)のこと。
俺が夫カンタロウから教わって今年になって初めて知った言葉だ。
【幇間】
昔ながらのいわゆるお座敷にあがる男性の職業のこと。女性の芸者や芸鼓、舞妓と対になる仕事になるのだろう。
太鼓持ち、太夫衆とも呼ぶらしい。
正直、選ばれたのが「ほうかん」以外の3つだったならそれらの続編や追記もすぐに思いつくのだが、幇間についてのエピソードを膨らませるのは難しい。
いくらカンタロウが古風な男であっても常日頃の会話で幇間について話し合うことはないし。
なのでここはカンタロウにも協力してもらうことにした。
(このブログの存在は明かしていないので多少は無理があるけど)
昨日の夜、カンちゃんわざとらしくメールした。
「次の俺の誕生日だけど和風に華やかに祝ってほしい。和食を食べるだけでなく、お座敷に幇間や芸者とか舞妓を呼んでほしいな」
無理矢理「幇間」をメールの文面にねじ込んでみた。
だけど昨夜は返事はなかった。
今朝になってこんな返事がきていた。
「お座敷遊びにいくらかかると思ってるの?料亭のお座敷代、お料理とお酒代、幇間や芸妓の線香代で、高級時計が買えちゃう値段だよ。
ちなみに、昔は芸妓の報酬は、線香1本が燃え尽きるまでの時間が、一つの単位だったから(現代の時給いくらみたいな感じ)、今でも芸妓の報酬を線香代っていう言い方をするんだよ。
お座敷遊びをしたこともない人は知らないかもね。 ショウタは芸妓や舞妓の違いもわかってるのかな?」
なんだか小難しい内容だった。
分かったことは次の誕生日会に幇間や芸妓を呼んでくれそうにもないことだった。
悔し紛れに、
「じゃあカンちゃんが幇間になってお祝いして
」
と伝えたところ、激しい頭痛を起こしたようでメールは途切れてしまったのだった。
AIに聞いてみたら本物の幇間になるにはかなりの年月と費用と努力が必要らしいことが分かった。
ただ舞妓とは違い、幇間の場合はある程度の年齢に達してからも目指すことも可能なようだ。
幇間になるためには浅草あたりの見番に⋯
またまた見番(けんばん)なる聞き慣れない言葉が出てきた。
1つ言葉を知ると、また1つ新たな未知の言葉が出てくる。
カンちゃんはメールで「芸姑と舞妓の違いはわかってる?」と聞いてきた。
もちろん知らない。
カンタロウは知っているようだ。
なので幇間に限らず、日本古来の伝統についてはAIよりカンちゃんに聞いていく方が便利のようだ。
(カンタロウは若い頃、何度かお座敷に呼ばれたことがあると言っていた。でも誰が呼んでくれたのかは教えてはくれない。俺の勝手な推理では財界や芸能関係の人ではないかとにらんでいる)
今夜はクリスマスイブ。
ド平日だけどカンタロウと2人しっぽりホームパーティーをする。
幇間だの見番だの難しい話は抜きにして今年も楽しい時間にしたい。
皆さま、メリークリスマス🎁🎄🎅
ショウタ
