緑の灯火 143 お~いオオタニサン。 

 2024 05 03 (Fri)
 
 
お~いオオタニサン
 
 Dear Mr. Shohei Ohtani,
 
 Yes, the new season is here.
 You continue to inspire us
with your exceptional performance.  
 
 We hope our Oi Ocha green tea,
will refresh and energize you.
 
 No matter the time of day.
 No matter how far apart.
 
We're here for you, Ohtanni-san.
 
 Always.
 
 
 拝啓 大谷翔平様
 
 お~いオオタニサン!
 
 新しい季節が来きましたね。
 いつも、ご活躍を拝見しております。
 
 その凛とした姿から、
 勇気をいただいく日々です。
 
 「お~いお茶」が
 大谷さんにとって、
 ほっと一息つくときの
 一助になれれは幸いです。
 
 どんなときでも
 どんなに離れていても。
 私たちは大谷さんのそばに。
 
◇◇◇ 
 2024 4 30 日の日経朝刊の四面広告
 英語が先だったか、日本語が先だったか忘れたが、
 それぞれの表現が微妙に異なる。
 それぞれに味がある。
 
 
 折々のうた 大岡信 岩波新書 \780
 2024 05 01 (Wed)
 
10 さくらはなちりぬる風のなごりには水なき氏らに波ぞ立ちける 紀貫之
 
 なごり:余波、波が過ぎた後になお残る余波のこと。
 桜がじゃぜに吹かれて散る。その風が尾を引く余波となって漂う波打ち際に、思いがけず白波が立つではないか。 空には水などないのに。
 
11 またや見ん交野(かたの)の御野(みの)の桜狩り花の雪散る春の曙 藤原俊成
 
 交野:今の枚方一帯の地。桜の名所。そこれ観桜の行事の、またとない晴れやかさをたたえる歌。
 それをまたとみるであろうか。桜が、雪と散る春の曙。
 
11 みづうみの氷は解けてなお寒し三日月の影波にうつろふ 島木赤彦
 
 諏訪湖畔の詩。張りつめた氷は少しずつ解け始めたが、寒さはなお厳しい。空にかかった三日月は、繊細な姿を湖に映してたゆっている。
 
 
 
 11 みづうみの氷は解けてなお寒し三日月の影波にうつろふ 島木赤彦
 11 またや見ん交野(かたの)の御野(みの)の桜狩り花の雪散る春の曙 藤原俊成
 10 さくらはなちりぬる風のなごりには水なき氏らに波ぞ立ちける 紀貫之
 09 桜ばないのち一ぱい咲くからに生命(いのち)をかけてわが眺めたり 岡本かの子
 09 桜咲く遠山鳥(とほやまどり)のしだり尾のながながし日もあかぬ色かな 後鳥羽上皇
 08 憂き身にてきくも惜しきは鶯の霞にむせぶあけぼのの声 西行法師
 08 さゞなみや志賀の都はあれにしをむかしながらの山ざくらかな 薩摩守平忠度(さつまのかみたいらのただのり)
 07 うらうらに照れる春日(はるび)に雲雀(ひばり)あがり情(こころ)悲しも独りしおもへば 大伴家持
 07 ならさか の いし のほとけ の おとがひ に こめさ ながるる はる は き に けり 会津八一
 06 梅の花はにほひをうつす袖の上に軒(のき)もる月の影ぞあらそふ 藤原定家
 06 雪のうちに春は来にけり鶯の氷れる涙いまや解くらむ 二条のきさき
 05 ふかみ春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水(たまみず)式子内親王(しきしないしんのう)
 05 佐保神(さほがみ)の別れかなしも来ん春にふたゝび逢はんわれならなくに 正岡子規
 04 花びらをひろげ疲れしおとろへに牡丹重たく萼(がく)をはなるゝ 木下利玄(きのしたりげん)
 04 暮れて行く春のみなとは知らねども霞に落つる宇治のしば舟 寂連法師
 03 春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり 西行法師
 02 山里の春の夕暮れ来て見ればいりあひのかねに花ぞ散りける 能因法師
 02 鳥籠をしづ枝にかけて永き日を桃の花かずかぞへてぞ見る 山川登美子
 
 つづく