「市場サイクルを極める」01 ハワード・マークス なぜサイクルなのか? 
 Masrweing The Market Cycle  貫井(きぬい)佳子 訳
 Getting the Odds on your Side

up 2024 04 10 (Wed)
 
 本日の日経夕刊に、ちばぎんアセットマネージメントの森田調査部長が年度末に4万4千円を予想
 
 要旨
 日経平均は長期的に上昇基調にある。
 年度末に4万4千円まで上昇する余地がある。
 国内企業の今季最終増益率は前期比8-9%。
 外需企業は、EVの普及拡大に揺りもどしがおき、HVに強みを持つトヨタなど日本企業に追い風。
 中国経済に回復の芽が出ており、FAなどの企業に前向きに働く。
 日米金利差が縮むことはなさそうで、円高に振れても145円程度で業績への影響は限定的。
 内需企業にも期待できる。値上げが浸透し、個人消費を後押しする。
 原材料の値上がりも落ち着きつつある。
 「もしトラ」の影響は読みづらい。が、材料出尽くしになる。
 株主還元はつづく。経営者のマインドか変わっており出遅れ企業も実行しはじめるだろう。
 
◇◇◇ 
 
 SMBC日興証券の『流転』では、4月までは上昇、5月から夏場にかけて、米国台糖稜線までは下落、年末のかけて42,000 まで上昇、と予測。
 マメックスのHストラテジストは、4がつでの決算発表をうけて株価は上昇。5月の連休明けでピーク。それから秋まで調整。年末の4万4,5千円まで上昇、と予測。
 これら三人、千葉銀、SMBC日興、マネックスの各ストラテジストの予想は、夏場の調整には見方が異なるが、年末の株高をでは共通している。
 
 多くの専門家の予想が一致したからといって、そうなるとはかぎらない。
 前回連載した、ハワード・マークスの『投資で一番大切な20の教え』では、未来は予測できない。市場、株価のサイクルを見極め、下がりきった 時に逆張りで買いあがれ、と主張してする。
 今回より、その続編、ハワード・マークスの『市場サイクルを極める』を再読する。
 
18 なぜサイクルを研究するのか
 
19 私の投資哲学の根底にある非常に重要な要素のひとつは、経済や市場や地政学といった「マクロ醸成の未来」に何が待ち受けているのかは 知りえない、という確信だ。ほかの誰よりもマクロ情勢の未来について多くを知ることができる人はほとんどいない。
 
 他の投資家と同じ情報を持ち、それを同じ方法で解析し、導き出した同じ結論を同じように実行したところで、アウトパーフォームは見込めない。 こうしたプロセスでは、他の投資家に一貫して優位に立つことは非常に難しい。
 
 他の大多数にアウトパーフォームする要素は次の3点に時間を費やすことが重要だ。
 ① 「知りうること」つまり、業界や企業や証券のファンダメンタルズ(基礎的要因)についてほかの誰よりもよく知ろうする。
 ② そうしたファンダメンタルズの面から見て適切な価格でなければ投資しない、という規律を持つ。
 ③ 自分たちを取り巻く投資環境を理解し、それに「適した戦略的ポートフォリオをどのように組むかを決める。
 
21 バリュー投資家は何をするのか。「価格」と「価値」の間に生じたズレの乗じようとするのである。
 
22 サイクルを研究する上で必要なキーワードは「趨勢(スーセイ」である。
 起きるかもしれないこと、あるいは起きてしかるべきことについて、またそれがどのようにして起きるかに ついて語るのは可能だ。そのようなことをわたっは「趨勢」と呼ぶ。
 
24 リスクとは、将来、実際に起きることよりも、起こりうることのほうが多い、という意味である。
 未来は、予測可能で起きるはずだったことがその通り起きた、という唯一の結果としてみるべきでない。 起きる可能性があることに範囲、そして、(願わくば、それじれの可能性の確率について考察したうえで導き 出さした)確率分布としてみるべき何だ。確率分布には、趨勢に関するそのひとの考えが反映されている。
 
 つづく
 
 
  最近読んだ本 2024 04 10 (Wed)
 
 最近読んでいる本最近読んだ本たち。
 
【あ】 「あらし」シェークスピア、「阿頼耶識」、「アルゴリズム辞典(C言語編)」 「アルゴリズムとデータ構造(JAVA編)」、
【い】「1Q84」村上春樹、「一九三四冬―乱歩」久世光彦、「一九八四」ジョージ・オーウェル、「茨木のり子詩集」茨木のり子、 「意識は傍観者である」D・イーグルマン、
【う】『うつを気楽に治すには』斎藤茂太『海辺のカフカ』 村上春樹、「宇宙からの帰還」 立花隆、「『歌』の精神史」 山折哲雄、
【え】「HTMLタグ辞典」、
【お】『折々のうた』大岡信、「老いる意味 うつ、勇気、夢」  森村誠一、「オーパ!オーパ!」開高隆、
【か】「風の中に立て」伊集院静、「Google Keepの基本」、神谷美恵子、「神谷美恵子日記」神谷美恵子、「輝ける闇」開高健、「会社四季報」、「会社四季報プロが選ぶ500銘柄、」 「考えない練習」 小池龍之介 X 池谷裕二、「風に訊け」開高健「カシオ電子辞書」
【き】「危機からの脱出」塩谷七生、「嫌われる勇気」アドラー、「吉里吉里人」井上ひさし、 「今日から使える統計解析」大村平、
【く】「グレート・ギャツビー」F・S・フィッツジェラルド、「クリスマス・キャロル」チャールズ・ディケンズ、「クリパル・ヨガ」スワミ・クリパル、
【け】「賢者の贈り物」O・ヘンリー、[現役87歳 トレーダー]  藤本茂、「遣灯使」多和田葉子、
【こ】「心の旅」 「言葉を育てる」米原万理、「幸福論」アラン、「こころの旅」神谷恵美子、
【さ】「作文教室」井上しさし、
【し】『市場のサイクルを極める』 ハワード・マークス「死という最後の未来」石原慎太郎、曽野綾子「小学生がたった一日で19かける19までかんぺきに暗算ができる本」 小杉拓也、 「自分でできるスポーツマッサージ入門」、 「小説読本」丸谷才一、「小説作法」 スティヴン・キング、 「自分でできる筋膜リリース パーフェクトガイド」、
【す】「スマホ入門」、「スタンフォードの自分を変える教室」「スタンフォードの心理学講義」 「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」 ケリー・マクゴニガル、  「スヌーピー」C.シュルツ、谷川俊太郎、 [常識]の研究 山本七平、 「創造的思考について」外山滋比古、
【せ】「青春の詩」 サミュエル・ウルマン、「世界中が夕焼け 穂村弘の短歌の秘密」穂村弘、山田航共著、「世界の終わりとワンダーランド」村上春樹、「禅マインド ビギナーズ・マインド」鈴木俊隆(としたか)、
【そ】「その日をつかめ」ソール・ベロー、「相場の論点」広木隆、
【た】「単純な脳」池谷裕二、「歎異抄」蓮如、五木寛之、「太極拳24」「太極拳48」、
【ち】「チャート分析の真実」吉見俊彦
【つ】「月と6「ペンス」 モーム、「詰将棋集」高橋道夫9段、羽生善治9段
【て】「適応的市場仮説」アンドリュー・W/ロー、 
【と】「投資で一番大切な20の教え」ハワード・マークス、「ドーナツを穴だけ残して食べる」、「遠野物語」柳田国男、 「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ、「都市間通信」O・ヘンリー、 「独習JAVA」、
【な】「脳と心の仕組み」池谷裕二、「七つの習慣」S・コヴィー 「何がめでたい、90歳」佐藤愛子、「夏の夢」開高健、「中村天風」、
【に】「人間にとって成熟とはなにか」曽野綾子、【人間の未来 vs AIの未来】羽生善治・中山信弥、
【ね】「ねじまき鳥クロニエル」村上春樹、
【の】「ノルウェイの森」村上春樹、「脳と心のしくみ」 池谷裕二、「動物農場」ジョージ・オーウェル、
【は】『配当生活』広木隆、「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹、「はじめての八十歳」山藤章二、「ハムレット」シェークスピア、 「八十八歳を生きる― ヨーガとともに」佐保田鶴吉、「白鯨」H・メルビル、「腹だけ痩せる技術」植村美穂、
【ひ】「ひざ痛がよくなる一分間ほぐし」古賀秀之、「日の名残り」カズオ・イシグロ、「137億年の物語」クリストファー・ロイド
【ふ】「プロの投資家の先を読む思考法」 渡部清二、「文体を夢見る」丸谷才一、「不実な美女か貞淑な醜女(ぶす)か」米原万理、「ブッダの瞑想法」地橋秀雄。  「藤井聡太論」谷川浩二、
【ほ】「骨だけの文章」倉橋由美子、
【ま】 「Murphy's Law マーフィの法則」、「真夜中の太陽は輝き続ける」米原万里、「末那識」、「街とその不確かな壁」村上春樹、 「真夏の夜の夢」シェークスピア、「まいにちが祭り」小林ハル、 「まいにち中国語」、「まいにちフランス語」、「まんがで分かる中村天風の教え」鈴木彩、
【み】
【も】「求めない」加島祥造、
【や】「藪の中」 芥川龍之介、
【よ】「予想通り不合理―行動経済学」ダン・アリエリー、「ヨガ入門 各種」、
【ら】『レフ筋トレ』高岡英夫、『リーダーを目指す人の心得』コリン・パウエル
【わ】『わが投資術』 清原達郎、「私の文章修行」 週刊朝日編、「私だけの宗教」玄侑宗久、「Windows10 改定」「Windows11 入門」