ランダム・ウォーク 127   名門復活か? 東レ、旭化成、三菱ケミカル 


2021 01 27 (Wed)
 
 東レ、旭化成、三菱ケミカルが上げている。
 苦節幾星霜。ついに、名門復活か? あるいは、単なる循環物色か。
 
 たとえば、旭化成 (3407)。
 長い間、1000 円台で低迷。2015年にはその 1000 円さえも割り込み、2016 03 には 600 円に。それを底に反発開始。2018 10 には  1800 円に。だがそれから再び下落。2020 03 には 700 円に沈む。やがて再び 1000 円台を回復。本日の終値は 1185 円。 
 
 会社四季報を見る。
 
【3407 旭化成】 今期予想経常利益は▲22.8%減益の見込み。来期経常利益は12.7%増益の予想。
 
 今期の減益は織り込み済み。株価は来期の増益期待で上昇しているのだ。。
 
【市場テーマ】 電気自動車 (EV) /M&A/ESG/セルロースナノファイバー
 
 なんと驚くなかれ、市場テーマには「電気自動車 (EV)」が最初にくる。
 
  【特色】 1922年に創業し、 レーヨンや合成アンモニアなどを製造。 現在は 総合化学企業として石油化学、 高機能樹脂、 合成繊維のほか、 住宅、 建材、 電子部品、 医薬・医療など幅広い事業をグループで展開。 都市型 戸建て 「ヘーベルハウス」 で有名な住宅事業は、 業績貢献度も大きい。 繊維は背広裏地などに使用されるキュプラなどを生産。 近年はM&Aにも 力を入れ、 米国の心肺蘇生機器メーカー、 リチウム電池用絶縁材メー カー、 自動車内装材メーカーを相次ぎ買収した。
 
【会社四季報 2021年1集新春号】
【苦 戦】 汎用石化が市況悪化で後退。 自動車用も樹脂等前半厳しいが 下期にかけ回復順 調、 住宅の下落が想定未満。 ヘルスケアは人工呼吸 器等好調で拡大。 減益幅縮小。 22年3月期は汎用石化や自動車用上向 く。
【火 災】  宮崎県の半導体製造工場で20年10月火災、 21年3月期業 績に生産減一部織り込むも影響拡大懸念。 住宅設備工事の米国オース ティン社買収し米住宅事業強化。

 ちなみに東レ、旭化成、三菱ケミカルの市場テーマを会社四季報で見る。

【東レ(3402) 市場テーマ】 全固体電池/生分解性プラスチック/炭素繊維/ボーイング
【旭化成(3407) 市場テーマ】 電気自動車 (EV) /M&A/ESG/セルロースナノファイバー
【三菱ケミカル(4188) 市場テーマ】 脱プラスチック/セルロースナノファイバー

 
◇◇◇ 
 変身しているのは、富士フィルム、キャノンだけではないのだ。東レ、旭化成、三菱ケミカルなどのかつての名門企業も、既存技術を ベースにした製品開発や、M&Aで新しい領域に進出しているのだなあ。
 
 ところで、先週書いたウエルシアが少し動き出したようだ。
 
 つづく