マーフィーの法則 34

 Pain is inevitable. Suffering is optional.


up 2020 11 08 (Sat)
 
 Pain is inevitable. Suffering is optional.
 
 村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」、文春文庫 ¥520 を読む。
 村上春樹は毎日、一時間に10キロ走る。週6回で、週に60キロを走る。これを20数年継続しているという。
 すごいなあ。
 
 走っているときは音楽を聞いてが、マントラを唱えながら走っている人もいるという。上の言葉はそのマントラ。
 
 直訳01:痛みは避けられないが、苦しみはオプショナル。
 直訳02:痛みは避けられないが、苦しみは選択事項。
 直訳03:痛みは避けられないが、苦しみは本人の裁量に委ねられている。
 
 意訳01:痛みは避けられないが、苦しみは自分で選べる。
 
 事例: 走っているときは「ああ、きつい、もう駄目だ」と思ったとき、「きつい」というのは避けようのない事実だが、「もう駄目だ」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられている。
 
 走りながら心のなかででマントラを唱える。
 きついなあとおもったときに、駄目かどうかは自分で決められる。
 
 ああ、いい言葉だなあ。
 
 ついでながら、お勧めします。
 「走ることについて語るときに僕の語ること」 村上春樹 文春文庫 ¥520
はいい本です。 
 走る人(ランナー)にとっては必須、継続して何かをする人にも元気をもらえる。あるいは、文章だけでも楽しめる。
 わたしの手持ちの本は、2014版。近所の小さな本屋さんにはない。大きい本屋さんか、図書館か、ブックオフか、ネットで。