up 2020 02 06 (Thu)
先週のつづき。
『世界一伸びるストレッチ』 中野ジェームズ修一 サンマーク出版 1300円+税
ヨガを始めて20年。始めてから今まで一度も、牛の面(かお)のポーズができない。
具体的には、右肘を上げて右肩の後ろに下す。左手を左下から背中にまわし、右手と握手する。
あるいはその逆。左肘を上げて左肩の後ろに下す。右手を右下から背中にまわし、左手と握手する。
この握手ができないのだ。
ヨガの講師は、たとえば、右手でタオルを持ち、左手でそのタオルをつかむ。無理をせずに、すこしづつ、緩やかに 引き合いましょう、という。
そのタオルをそれぞれの手でつかんで長さを毎日測定する。徐々にその距離が短くなり、やがてゼロになる。つまり、 握手できるようになりますよ、と励ます。
かつてはそれを信じて、実行していた。最初は30センチほど離れていたのが、20センチになり、10センチになる。
だが、それ以上はいくら頑張っても、短くならない。つまり、握手できたことはなかった。
ところで、時計の針のポーズがある。からだをマットに横にして、上の手を床に沿って大きく回転する。つまり、時計の 秒針が回るように回転させる。秒針は、右回りと左回り。いづれの針も、床すれすれに回す。
最初は、腕が後ろにまわらない。やがてこのポーズでは腕は回るようになった。
また、背中で合掌をする。お腹の前ではだれでもできる。が、背中で合掌はなかなかできない。背中で下向きの合掌は できるが、上向きの合掌はできない。
余談だが、ヨガ仲間の女性陣はほとんどできる。彼女たちは青春時代から、ブラを背中で留めたり、洋服の背中のボタンをはずし 慣れているからだという。
そうなんだ、動かし続けないと、さび付くのだ。
これは、とこの筋肉がかたいのだろう。
とりあえず、上腕三頭筋にあたりだろう、検討をつける。
中野ジェームズ修一さんの解説書を見る。
【上腕三頭筋】: 上腕の裏側の筋肉。ものを投げる、押す、腕立て伏せで腕を伸ばすときに働く。広背筋が硬いと 伸びにくいため、上腕二頭筋とともに広背筋も伸ばしましょう、とある。
68 とりあえず、【上腕三頭筋と広背筋のストレッチ】をやってみよう。
① 椅子の前に正座する。
② 一方の肘を椅子に乗せる。からだを倒し、一方の肘を椅子の座面に乗せる。もう一方の腕は、床につきからだをささえる。
③ 肘をしっかり曲げる。椅子に乗せた肘を曲げ、指を肩につける。
④ 座面より下にからだを沈める。息を吐きながら、上体をお尻の高さまで沈める。
指をを肩につけたまま、肘を(三方向)、外側、正面、内側に伸ばす。左右、三方向、30秒
この姿勢で、左右、三方向、30秒
そうか、椅子を使う、肘を曲げ指は肩につける、上体をお尻の高さまで沈める、息を吐きながら伸ばす、三方向に、 それぞれ30秒か。
いままでは、タオルを使ってせいぜい5秒か10秒で終わっていた。
集合教育(教室)でみんな一緒にやるヨガでは、講師は、人はそれぞれ出自も性も食事も環境も遺伝子も違います。隣の人と比べないで、無理をしないようにしましょう、としかいわない。
最終ポーズは示しても、途中や日常のストレッチの方法までは教えないのだ。
①から④までなら簡単だ。とりあえず、日常の習慣に入れてみよう。
つづく