If anything can go wrong, it will.

 

 

OS10 への移行 02 バッチコマンドが cd を拒否


up 2019 11 23 (Fri)
 
 OS-07 は本年末、 Office 2010 (Word, Outlookなど)は来年6月でサポートを打ち切り。
 OS-07 から OS-10 へ移行作業。
 
 本日は OS-07 で動いていたバッチコマンドの移行。
 バッチコマンドとは、コマンド・プロンプトに一連のコマンドの定義して自動で動かすもの。
 
 「hidariUchiwa 」(左うちわ)を画面クリックで一気に動かす。そのための hidariUchiwa.bat のイメージ。
 OS-07 での hidariUchiwa.bat
 
 d:
 cd..
 cd..
 cd stock;
 java hidariUchiwa
 
 これをそのまま OS-10 の画面に張り付けて、クリック。一瞬、コマンド・プロンプトらしい黒い画面がでるが、画面が 消えて、何の変化なし。
 コマンド・プロンプトにエラーメッセージが出るらしいが、一瞬にして消えるので何が起こったのかわからない。
 
 コマンドの最後に、choice コマンドを入れてみる。
 
 d:
 cd..
 cd..
 cd stock;
 java hidariUchiwa
 choice
 
 多くのエラーメッセージが出て、choice でオペレーターからの「入力待ち」になり、コマンド・プロンプトは終了しない。
 
 まず、d: に対して、「D デバイスはありません」という。そうだ、OS-07 には利用者プログラムは Dデバイスに入れていた。 OS-10 ではなぜか、すべて C デバイスなのだ。
 この修正は簡単。d: を取ればいい。
 
 つぎに、cd stock に対して、「stock という directory」 が見つかりません。
 そうだ、hidariUchiwa (左うちわ)プログラムの ディレクトリー(フォルダー)が変わっているのだ。
 cd C:\Users\xxx\OneDrive\ドキュメント\User\stock
 で デレクトリーを変えよう。
 ちなみに、cd コマンドは 「change directory」。
 
 ところか、こんどは 「\ドキュメント」 が文字化けする。「そんな directory はありません」という。
 ああ、文字化けか。
 文字くらい自動的に判定すればいいのに。
 「\ドキュメント」を「\document」とか「\documents」とかに変えてみるが「そんなは directory はありません」とつれない。
 
 なぜ OS10 は、カタカナ名のディレクトリー(フォルダー)を使うのだ。
 
 ああ、熱くなっている。
 自分でわかる。散歩に出かける。森林公園の階段を上がる。
 ふと、遠い昔のことを思い出す。半世紀前の古い記憶だ。
 ああ、おそらくデフォルトで、UniCode (UTF-8) になっているのだ。ANSI(Shift JIS) に変えてみよう。
 
 画面上の ショートカットを、右クリック。「編集」をクリック。
 「名前をつけて保存」をクリック。ほら、画面右下の「文字コード」が 「UTF-8」になっている。これを「ANSI」に 変えて保存。
 何事もなかったようにクリック一つで、hidariUchiwa (左うちわ)が動き出す。
 
 もちろん、「choice」も取り去る。
 昔は、よくコマンドプロンプトを使ったなあ。「help」 と入力する。コマンド一覧が出る。ほとんどコマンドを忘れている。
 
 せいぜい今つかうのは、cd, choice, path(環境変数の変更、確認時に), time コマンドくらいか。
 
 
 「OS10 への移行」 つづく