自然治癒力 56 腹凹技術 10 、(プーブー) 

 

腹だけ痩せる技術 植森美穂 

up 2019 07 25 (Thu)
 
 
 太極拳の準備運動は、最初はズワイショウなど身体をゆるめる運動が中心だが、やがて、站椿功(たんとうこう)、 片脚8の字回し、仆歩(プーブー)(サイド・ランジ・スクワットの一種:片方の膝をたて、腰を下ろす=太極拳では「脚に坐る」という、 他の脚は横に開く)などけっこうきつい運動がある。
 
 
 
 


 
 仆歩(プーブー)の画像は、下記の URL 「太極拳の基礎知識 仆歩(プーブー)」から転写させていただいた。
 https://sites.google.com/site/syuzokato/kisoyougo/sankei/pubu
 
 わたしは、太極拳(簡化太極拳24式、太極拳48式)をほぼ20年やっているが、このプーブーができない。
① 片足の裏を床につけるのだが、踵が浮いてしまう。 
② 片方の脚をまっすぐ伸ばすのだが、膝が曲がってしまう。 
③ 致命的なのは、身体が前傾してしまう。立身中正(りっしんちゅうせい)。太極拳の基本である背中をまっすぐに保てない。 
 
 太極拳の講師は、身体をまっすぐに保つことを優先し、身体がまっすぐに保てる程度に腰を下ろせばいい、と指導する。
 わたしの所属する太極拳教室には、けっこう年配者もいる。無理をして股関節や腰をいためては、本末転倒である。まあ、 この写真ほど、腰を下ろせるひとは一・二割くらいか。
 
 たぶん、三つの要素が必要なのだ。
① 柔軟性。身体(股関節)を135°程度開いている。片脚をまっすぐ伸ばしている(膝は曲がっていない)。 
② 体力。これは演舞の一部であり、このあとすぐ立ち上がって次の演舞に入る。この姿勢から立ち上がるには、大腿四頭筋や おそらくハム、腹筋、背筋などの筋力が必要である。 
③ 股(くわ)の使い方と体重移動。太極拳の八割くらいは股の使い方と体重移動にある。この姿勢に入るときの股の使い方や 体重移動が分かっていないのだ。 
 
 教室の同僚、Hさんの助言は、まいにち、ハムのストレッチをしなさい。
 教室の同僚、Kさんの助言は、まいにち、スクワットをしなさい。
 M太極拳講師の助言は、まあ、としもとしだからほどほどにあきらめなさい。
 
 
 つづく