「この世にいなさい。しかし、この世のものになってはいけません。」

うちに暮らしている犬のイリはたぶん普通で考えたら長くはない命だ。腫瘍がお腹と後ろ脚の内側にたくさんできて酷い状態。歩けなくなってきている。

それを見ながら、わたしの心はやはり痛む。重たい気持ちになる。

でもわたしが暗くなっても、何も良くならない。

霊的な本を読み、素直に受け入れ行動することによって、日々の暮らしの中にたくさんのシンクロが起きるようになっているわたしは、多次元を前提とした世界観の中を生きられるようになった。

死は存在しない。

この考えを受け入れることで、どれほどわたしも、世の中も救われることか。

イリちゃんを見ながら、死は存在しないと、心の中で繰り返す。

イリちゃんの状態を見ることは、心が3次元の物的世界へと簡単に引き戻される瞬間ではあるけれど、同時にわたしの中に、それでも、と教えが入ってくる瞬間でもある。

トーシャ・シルバーの『とんでもなく全開になれば、すべてはうまくいく』を手に取り、今朝のわたしが読むべきページを示してくださいと心で念じながら開いたページには、こう、書いてあった。
「この世にいなさい。しかし、この世のものになってはいけません。ーーナザレのイエス」

ああ、救われる。

この3次元の物理的なものは全て永遠には続かない。どこまでも仮の姿だ。
だから、自分で選ぶことを繰り返しながら、最高の物語を作っていく。
わたしもイリちゃんも、別の次元からこの次元へ、つかの間、滞在しているだけだ。
イリちゃんのどのような状態にも、わたしの心は穏やかに愛をもって応えていく。