今週のレッスンは、弾き合い会を日曜日に控えて、それに向かっています!

 

弾き合い会はグリフェス(グリーンライトミュージックフェスティバル・発表会)のソロ曲を弾きますよ。

(9月に入ってから曲が決まった子たちは弾かなくてもいいんです)

 

できるだけひとりひとりに「この曲、弾き合い会でどんな風に弾けたら気持ちいい?」と聞いています。

 

低学年は「間違えないで弾きたい」という意見が最も多く、学齢前になると「楽しく弾きたい」「綺麗に弾きたい」などなどバラエティに富んできます。

 

高学年のお姉さんになると「気持ちよく弾きたい」から始まり「この曲は〜キレイな曲だからキレイに弾きたい」などなど弾きたい感じが少し具体的になります。

 

また表現をつけているけど、どうしていいかわからなくて「ここがあ・・」と言っている子もいます。

 

みんなの前で弾くからとやったらテンポを落として弾いている子も!笑

まあ、えらい安全パイをとったもんだ。

 

やはり学年が上がるごとに曲への意欲が変わってきますね。

 

ただ「間違えないで弾きたい」という目標が実は一番難しかったりして。笑

 

私自身「間違えないで弾きましょう」といったことはないんですけどね。

 

「間違えないで弾く」ことが一番重要なんだとインプットされていることが浮き彫りになります。

 

まあね、お家でも学校でも、レッスンでも「間違えないと良い」という教育してますからね、当然といえば当然な言葉なんですが・・・

 

レッスンにおいて「間違えてはならんところ」は存在し、そこがその曲のキモになっている(取得すべき大切な箇所)ことはよくあります。 

 

だからそこをしくじっているうちは丸は出ない。

 

それが「先生は間違えないで弾かないと丸くれない」になるんでしょう。

 

この時期に「間違えちゃいけないなんて言ってないよ?」というとものすごく不思議そうな顔をしますもん。

 

人ですから、間違えることはありますよ。

 

まあ、間違えないで弾くと誰が一番気持ちいいって本人です。それだけ。

その満足感も大切っちゃー大切なんですけどね。

 

では、お客様が聞いているのに「間違えないだけ」の演奏でいいのか?という話になります。

 

弾き合い会やグリフェスの場合はご家族やお友達ってことですね。

 

私は気持ちよく楽しく弾いてる姿や演奏をお聞かせすることが一番じゃないかな〜と思っています。

 

緊張でね、なかなかそうはいかないけれど、一生懸命な姿は心を打ちます。

 

発表会1ヶ月前の暗譜での弾き合い会。

 

さあ、どうなりますやら。

 

弾き合い会、ホールリハ、そして本番。

 

3回もとった「舞台」で子供たちは何を得るのかな?

 

そして当日はお客様である、保護者さんたちも何を得るのかな?

 

人生において少ないチャンスの「舞台」

 

貪欲であれと願っています。