東京ロンダリング | ぐりんくま日々のできごと

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フルタイムの兼業主婦から専業主婦になりました!!しばらくユルユルさせてもらう予定です☺︎



​仕事を辞めて読書する時間ができました☺︎自分のための健忘録としての読書感想文です。ネタバレあります。お気をつけくださいませ。







まず心理的瑕疵のある物件に一時的に住むことで、次の入居者にそれを伝える必要がなくなるというルールも、実際にそのようなロンダリングという仕事があるのかも、わたしにはわかりませんがとても興味深い仕事だなって思ったのが、読むきっかけでした。
 


直訳すると「ロンダリング」=「洗濯する」という意味。この本でのロンダリングとは「洗浄する」や「浄化する」と言った意味で使われています。主人公りさ子は自身の不貞によって夫と離婚し、なにもかもなくして、行く宛がなくなったことでロンダリングという仕事をすることになりました。

訳あり物件に住み、ただただ、好きな時に寝て起きて、食べて、本を読む。そして時期が来たらまた引越して同じことを繰り返す。なんとも救いようのないような無気力な生活を繰り返していたりさ子が、ある人々との出会いをきっかけに、少しずつ自分自身を取り戻し、さらには同業者である菅さんを助ける。あんだけ無気力だった人が、水色のワンピースを着てメイクをしてイカつい高橋を論破する。そして亮くんとのこれからの未来がありそうな雰囲気を感じさせてくれる。

ネタバレをしてしまうと、りさ子の不貞は離婚したい元夫が仕組んだ罠で、その罠にまんまと引っかかり、完全にひとり悪者となって追い出されるような形に至ったわけだが、この元夫がめっちゃクソだなと。義父話してくれてありがとうだな。



同業者の菅さんが急にいなくなってしまった時、もっと大きな事件、もしくは霊的な何かが原因なのかも!!とワクワク読み進めたけど、結果全く想定外な展開で、ちょっと惜しいかなぁ😅好みの問題もでもありますね笑


★★★





原田ひ香さん
最近割と好きです🥰