歌舞伎を見てきました!
でもいつもの歌舞伎座ではありません。
はい!歌舞伎町
垂幕の隈取が見えるでしょうか。
昔、まだ歌舞伎を見てなかった頃
歌舞伎座は
歌舞伎町にあるんだと
思ってました
あながちはずれでもなかったようで
戦後復興事業の一環で
この地に歌舞伎の劇場を
誘致する計画があったそうです。
それは実現しなかったものの
エンタメのメッカとして
賑わうようになったのは
御存知の通り。
そして
「歌舞伎町で歌舞伎」が
この度実現。
東急歌舞伎町タワー内の
シアターミラノ座。
3階席でしたが
すっごい高い!
ですが
前の席とかぶらず
視界が開けて超快適
中村屋一門中心の公演なので
お幕は中村座の定式幕です
演目は
正札附根本草摺
流星
福叶神恋噺
どれも楽しくて
堪能しました
一番楽しみにしていたのは
流星かな。
昔、先代の猿之助丈(猿翁丈)の
流星を見たのを
鮮明に覚えてます。
なにしろこの踊り、
内容がぶっ飛んでいて
織姫と彦星が
年に一度の逢瀬を楽しんでいると
「御注進!御注進!」
と駆け込んでくる流星。
赤ふんどし一丁に
袖なしの上着
(今風に言うとジレですな)
かなりきわどいお姿
イヤホンガイドが
「勘九郎丈の肉体美をお楽しみください」
とか言うので赤面
何が御注進なのかと思えば
雷さまの夫婦喧嘩・・・
内容はくだらなすぎるのに
雷の夫婦、子供、となりの婆さんと
4人の異なる人物を
踊り分けるという
超絶技巧なんです。
年に一度しか会えない
恋人たちの時間を邪魔して
空気読めよ!ってな感じなのも
ホント笑っちゃいます
勘九郎丈の本領発揮
最高でした!
最高といえば
七之助丈も負けてない
花魁やお姫様みたいな
美しいお役がはまる人ですが
実はオモシロ系の女性とか
「市井の女」の役が最高なのは
叔父さまの福助丈と似てます。
女性の貧乏神、
という面白い役を
ノリノリで演じていて
かわいらしかった
落語がベースの新作なので
大笑いして最後はハッピーエンド
単純に楽しいお芝居はいいですね
気持ちよく帰路につきました。