歌舞伎座公演は
明日が千穐楽です。
今月2回目の観劇、
今日は昼の部へ。
着物を準備していたのですが
お天気が悪くて断念
入ると
中村座の定式幕です
こちらがいつものお幕
中村座バージョンがかかっていたのは
最初だけで
すぐにこちらに替わっちゃいました。
どうして?
ちょっとガラスの映り込みで
見づらいですが
一幕目は野崎村。
このお話、
なんか救いがなくて
正直なところ苦手
このお光という役は
前半は想い人と結婚できる喜びにあふれたかわいらしさ
後半はその恋をあきらめて尼になる悲しみ
両極を演じなくてはいけず
役者の腕の見せ所。
それが上手であればあるほど
見ていてつらくなってしまうのですが
鶴松丈、さすが頑張ってました!
当たり前かもしれないですが
やはり勘三郎丈を彷彿とさせる演技。
2階には
懐かしい写真の数々が展示されています。
前回もここ見て
ボロボロ泣いたのですが
今日もまた見て我慢できず涙涙涙
二幕目は「釣女」
もうこれは
うってかわって大爆笑
芝翫・獅童コンビ最高でした
昼の部のハイライト!
中村屋兄弟の籠釣瓶
待ってましたー!
これは勘三郎丈
名演でしたね・・・
懐かしいな、と思うにつけまた泣く私
息子2人でできるなんて
素敵です。
お父さん喜んでますね
七之助丈が美しすぎて
場内どよめいていました
劇場みんなが
次郎左衛門の気持ちだったかも
これじゃ
人生狂わされても仕方ないよね
ぼーっと見とれた後の
勘九郎丈の
「宿に帰るが 嫌になった」
のセリフがお父さんそっくりで
鳥肌が立ちました。
このお芝居
終わり方が凄惨なので
「あー楽しかった」とはなれず
一息つきたくて
こちらへ
喫茶店たくさんあるのに
結局ここ寄っちゃいますね
混んでいても
なぜか落ち着きます。
ビートルズの曲と
おいしいコーヒーで
心を落ち着けて
泉屋博古館の
「うるしとともに」展
最終日に滑り込みで間に合った
住友家の会席膳のセットがすごかった
こんな素晴らしいものが
なんと30組もあるそうで・・・
ぎっしり並んだ様子に
圧倒されたのですが
これでも30組全部は出てないそうです
漆芸の世界も
奥が深いです。
技法もいろいろあって
なんでこんな方法考えついた!?
と思う技術ばかり
能登の震災で
輪島塗が危機に瀕している
というニュースがよく出ますが
早い復興を祈ります。
演劇と工芸と
日本の伝統を堪能した
一日でした