金曜日の観劇の話。
二部に続いて第三部も見ちゃえ!
ということで
当日券を買いました。
第三部は
尾上菊之助丈と
丑之助くん
親子共演が話題
丑之助くん
大きくなったわねえ
文明堂で
ハヤシライスをいただいて
おみやげを物色しに
木挽町広場をうろうろ。
素敵なお雛様が
飾られていました。
ところで
このところ、
役者さんたちにも
コロナ感染者や
濃厚接触者が出て
途中から出演者が替わったりするので
ならば早めに見てしまえ、
と思って
月初のチケットをとったのに・・・
まさかの
しょっぱなから休演の
中村芝翫丈
代演の坂東彦三郎丈が
濃厚接触者で
さらに代演になる大番狂わせ
ですが
さらに代演の坂東亀蔵丈が
素晴らしかった!
思いがけずいいもの見せていただきました。
お兄さんの彦三郎丈と同じく
この方も声が朗々として美しい
もっと活躍できる役者さんなのに
いつも脇役が多くてもったいないです。
お目当ての鼠小僧、
黙阿弥のお芝居なんですね。
初めて見ました。
以前
中村勘三郎丈が演じた
野田版鼠小僧は
全くの別物だった
金のあるところから盗んで
貧しい人々に分け与えた、という
「義賊」として
人気の高い鼠小僧。
両国の回向院に
お墓があって
墓石を削って持っていく人が
現代でも絶えません。
なので
ちゃんと「お持ち帰り用」が
用意されています(笑)
(手前の白い石)
そんな「義賊」が
人助けのために
盗みをはたらいたことが
思わぬ波紋を呼び・・・
というこのお芝居。
最後
関係者が実は
全員鼠小僧の親類縁者だった、
という事実、
なんか黙阿弥らしい展開で
ちょっと笑ってしまいました。
それから
丑之助くんの名演技に
観客みんな骨抜きになってました
楽しかったですが
三部でも
終演がちょっと遅いせいもあるのか
我先に帰ろうとする人がいて
またイラッとしました・・・
次回は
心穏やかに観劇したいなあ