新しい年を迎えました。
今年はどんな年にしましょうか。
実は、苦手とする利用者さんがいらっしゃいまして。
担当している利用者さんで、
拒否が強くて、
「ばかやろう」「うるせぇ」などの暴言、手や足が出る利用者さんがいるんです。
トイレ誘導が難しい。
ベッドから起き上がってくれない、車椅子への移乗を拒否。全身で抵抗。苦戦。
諦めてオムツの排泄介助になるのですが、そこでも蹴ってきたり全身に力を入れて体位変換を抵抗する。
目は合うのですが、会話は難しい利用者さんです。「これでも大人しくなった」とケアマネから。その頃の話を聞いたら、施設でも断られるかもしれないケースだと思った。
私にはその利用者さんの日が憂鬱でした。
そんな時、Cさんに(過去ブログ参照)教わった話のが、「レイキをスケジュールにかける」というものでした。
「1日のスケジュールがスムーズに行くように」というような気持ちを込めて、アファメーションしてからスケジュールにレイキをかける。私の場合は携帯の画面にかける感じ。
そしたら何が起こったかと言うと…
たまたま遠方のご家族が宿泊されていて、介助を手伝って下さる、など偶然な出来事が起こりまして、びっくりしました!
他にも偶然が、まぁ、あったのですよ!
それも束の間。
レイキをかけてもまた元に抵抗される日々が続きました。
なぜ抵抗するのだろう?の思い、自己ヒーリングの時に、ついでにご本人の魂?に聞いてみたことあります。
・色々なヘルパーが出入りしていて、人によりやり方が違うのが不満
・動きたく無いのに起こされたり、食べたく無いのに提供される、自分のタイミングでやらせてくれない
と要約するとこのような内容の言葉が返ってくる感じです。本人の口から聞いたわけでは無いのでなんとも言えないのですが、思い返すと、確かにそれで拒否がいったのかなぁ…と想像できる。
私にできることは声かけでした。
ごめんなさいね、本意では無いかもしれないけれど交換に付き合ってね、トイレに行きましょうね、というような言葉掛け。
オムツ交換はそうもいかないけれど、移乗など本人の気持ちが乗らなければ無理にしないようにする。
それでも、拒否は続く。
その利用者さんのご家族は、とても熱心、協力的。
その利用者さんのために本当に寄り添っている気持ちが伝わるので、ケアマネもヘルパーも、医療関係者も家族と一緒に考え、真剣に関わっていました。
変化がありました。
そのうちに、ご本人の容体がどんどん悪くなっていきました。年末になりビックリするくらい変わりました。抵抗がなくなり、弱っていくのが分かります。
ドクターより、「体調が良く無い、動きたくなかったので、抵抗していたのだろう」ということでした。
そして、数日後にお亡くなりになりました。
力が抜けたというか、ほっとした、というか。
毎回全力で対応していたので、やり切ったような気持ちもある。それはご家族も同じ。
それだけその利用者さんの介助は、エネルギーを消耗していたんだなぁと、とも思う。
本人が口に出して不満を言えない場合、私たちが日常の様子をよく観察して、不安や不安を取り除くしか無い。
私に他に出来ることはあったのだろうか?
その見極めを学んだ出来事でした。
今は、利用者さんは、根気良く寄り添った周りの人々に感謝されているように感じます。
「魂」では分かっていた気がします。
今は、大安心の気持ちで、心は穏やかに過ごされているようなイメージが伝わってきます。
そして、自分の行くべきところも分かっているような…
またいつもの日常に戻りました。
自転車で走る街並み。
新しくパン屋さんが出来た!発見!
私を待っている利用者さんがいる、と思うと嬉しい。
最後まで読んでいただきありがとう😊