今回は、利用者さんにアロマでのハンドマッサージしたいと、施設長に話したら、意外とすんなりいきまして、許可をもらいました。
ただ、仕事中は難しく、コール鳴ったら中断してしまうし、転倒注意の方や徘徊する方もいる中でするのは難しい。なので、仕事終わりにやることになりました。
できる時間は夕飯までの30分。
出来るのは1人までか、2人までは大丈夫かな?
一人目は徘徊が多いAさんをさせてもらうことになりました。
オイルは、
イージーエアー
ドテラシトラスブリス
セレニティー
の他に、
ラベンダー
オレンジ
ペパーミント
の6本を用意。
実際、高齢者はどのアロマオイルを選ばれるのだろうか。
1人目のAさんは認知症で、トイレの場所が分からずどこでもしてしまう。トイレの仕方まで分からなくなっている。誘導し、終わるまで付いています。トイレは頻回。
足腰は丈夫で転倒の心配はありません。
性格は穏やかなのですが、周りへの独特な質問が多く、他の利用者さんが困惑していたり、疲弊してしまう事が多く、じっとしていないため職員も目が離せません。
自宅では何度も外を飛び出し徘徊して警察のお世話になっているそうで、とうとう今回のショートの利用が最後になり、施設入所になるとのこと。
私自身初めて利用者さんのマッサージをやるので、お客様第1号です。
Aさんは手が乾燥しており、ガサガサ。
ココナツオイルを塗布しますが、乾燥しすぎて足りない。オイルが伸びないので追加。
Aさんはラベンダーを選びました。
ラベンダーの香りが私たちを包み込みます。
「良い香りですね」「気持ち良いです」と話してくれました。
相談室を借りてマッサージしましたが職場でやるのって、なんか私が全然リラックスできない!コール鳴ってるのも気になった(勤務時間終わってても!)。いつの間にか力が入ってしまう…。
それでも、利用者さんの中ではマッサージ第1号のお客様。私自身がリラックスして提供できるよう努めました。
お話ししながら時には笑いながら進めます。
一行程を忘れたことに気づいた!
終わった後、なかなか言葉が出ずらいのですが、一生懸命考えて、感想を伝えてくれました。
心が優しい方なのです。
そして、翌日退所されました。
2人目は、Bさん。
同じく認知症なのですが、わりとしっかりしている。
トイレは自立。
施設の利用者の中ではあまり心配する必要のない方です。
この方も手がガサガサでした。
この方もラベンダーを選びました。
マッサージしていくと、使用前使用後の様に手が滑らかになり、喜ばれていました。
ここまで荒れた手は、オイルが弾いちゃうか、馴染まないのでは?と自分では内心思ったのですが、全然違った!
働き者の手なんですね。
Bさんは「何かない?」と率先してお皿を洗ったり、おしぼりを作ったりと、手伝ってくださいます。
マッサージしている間のおしゃべりは楽しい。どちらもらテンション上がってる。
顔馴染みの職員がやるマッサージは安心して良いのかも。
マッサージ後はトイレに行ってましたが、「勿体無いから手を洗ってないわ!」と笑顔で言っていました。
(いや、洗ってください…😅)
この後は、利用者さんはすぐ夕飯です。
ちょっと忙しい。
午前や昼間の落ち着いた時間に是非やりたいです。
こんな感じで、利用者さんへのハンドマッサージはスタートしました。
終わった後の相談室のアロマの香りが残ってて気持ち良かったです。
おわり❤️