1月21日は、愛犬の命日でした。

今、私達は団地に住んでいます。

 

ささやかなお花と、

普段仕舞っている遺骨を出して。

 

 

 

 

2020年1月に元夫を義理実家に預ける形で別居。

 

決定打は、元夫のアルコール問題が続き、

酩酊状態での娘への暴力でした。

 

別居から約一年後・・・

2021年1月に、愛犬は亡くなりました。

 

家には住まわせない、

今住んでいる家(持ち家です)の家賃を出せ、

と主張していた元夫。

 

警察、弁護士の方とも相談して

2020年の12月に引っ越しを決意。

 

愛犬が大型犬のため、

私の実の両親(毒親)のところに

引っ越さざるを得なくなりました。

 

引っ越し業者は犬は運べないと言うので

前もって犬を先に実家に預けられないか

電話で聞いたところ、

“保健所にでもやれんのか・・・”

という自分の母親の言葉に絶句しました。

 

実家にも犬(ゴールデン)がいるのです。

 

そんなこと、犬が聞いたらなんて思うか、

仮にも犬を飼っている人が

口に出していい言葉ではない、

逆に人から言われたらなんとも思わないのか、

と怒りました。

 

そんな状況を、聞いていたのでしょうか。

 

私達に未来を与える形で、愛犬は

引っ越し前に亡くなりました。

 

色々なことが山積み過ぎて、

涙も出ない、悲しいかもわからない。

 

ただ、申し訳ない、ごめんねという気持ち。

 

先に見つけたのは、帰宅した子ども達でした。

 

ありがたかったのは、

気持ち悪がって散歩でフンの片づけも

したことがない子ども2人が、

水たまりに浸かったように横たわっていた

愛犬の身体や尿を

“キッチンペーパーで拭けるだけ拭いてあげて”

とメールした通りに、私が戻るまで

拭いてくれていたこと。

 

私だけだと身体半分も持ち上がらないので、

一緒に持ち上げて段ボールに入れてくれたこと。

 

それで、火葬しなくちゃと

ぼーっとしていたのですが、

メールしたらお隣さんがすぐ来てくれたり、

愛犬の幼馴染の犬友さんが、

他の犬友さんに連絡してくれたり、

火葬前も後も、聞きつけたご近所さんが

お花を届けてくれたりで。

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玄関は、あっという間にお花でいっぱい。

 

翌朝、ペット火葬をしている市の施設へ行く時も、

家の前は長い階段なので、幼馴染の犬友さんが

愛犬を車に運ぶのを手伝ってくれて。

 

それが、38kg超なので、重いこと、重いこと。

 

火葬場への出発も、かけつけてくれた

犬友さんたちに見送られて、

みんなに大事にしてもらえてよかった、と。

 

私の申し訳ない気持ちが少し軽くなりました。

 

お花も、花の水を換える度、

たくさんの人にかわいがってもらえた、

と思えて。。。ありがたかった。

 

この家に住んで迎えた愛犬は、

この家が私達の家であった最期に亡くなりました。

 

犬友も、かわいがってくれる人たちもいない、

気候も湘南と真逆の寒い悪い環境に引っ越して、

もっと辛い思いをさせずによかった。

 

ああ、そういう後悔を私に残さないために

早々に旅立ったのか。

 

今になってようやく、罪悪感から救われます。

 

涙もようやく出るようになった。

 

まだ思い出したくないし、

序の口ですが、 

今は実親からも離れることが出来て、

愛犬の死、家を奪われたこと、

同時期に起こった出来事に

ようやく向き合うことができるように。

 

もう犬は、飼わないです。

 

過度の分離不安があった愛犬の遺骨は、

私の遺骨と一緒に海に撒いてほしいと

子ども達に頼んでいます。

 

またいつか、一緒に

新しい場所へ行けたらいいなあと思って。