ポリフェノールなどによる抗酸化作用は血管内で活性酸素をポリフェノールが迎え撃つといった直接的なメカニズムではなくシグナル伝達を介してなど間接的なメカニズムであることが明らかになっています。表現を変えると物質としてというより情報としての作用であり、より巧妙なメカニズムといえます。ポリフェノールによる抗酸化作用に限らずフィトケミカル成分の作用機序というものは普通は医薬品の作用機序のようにカギとカギ穴による薬理作用で説明しますが実際は情報系なのだと思います。したがって私たちに求められているのはシステム論的なアプローチということになります。ま、一歩づつですな。