緑の薬箱その7 ごぼうごぼうやタンポポの根に含まれるイヌリンは便秘に効果があるだけでなく腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善します。またごぼうに含まれるリグニンのアルクティインは腸内細菌によってエンテロラクトンやエンテロジオールという成分に変えられてエストロゲン様作用をもたらします。わが国ではダイスや葛に含まれるイソフラボンは知られていますが一部のリグナンにもエストロゲン作用があることはほとんど知られていません。具体的にはごぼうやエゾウコギがこれにあたります。